Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

黒人のスタイルを真似たがる白人達はこう呼ばれる

flickrでちょうどよいサンプル画像を発見したのでイメージ画像として貼り付けておきます。

wiggaz

横須賀基地でもたま~に見かけます。黒人のストリート系のファッションを真似ようとしても似合わなくて格好悪くなっちゃった白人。
こういうblack wannabeの白人達はwigger(※)と呼ばれます。
この画像の二人のように自虐的に真似て面白がって撮影している(のだと思う)のではなく、本当にクールだと思って真似ている白人がwiggerです。

このアイテムをつけていると横須賀基地のゲートは通過できません

どのアイテムかといいますと、do-rag

Do Rag for Lil Brotha

the guy leaning over it was shirtless and wearing a do-rag, trying to come across as urban cool. It wasn't working, but it did make me laugh.
「それを覆うように立っていた男は上半身裸で、do-ragを身に着けており、urban coolに見えるように頑張っていた。それはうまくいっていなかったが、僕を笑わせた」

上記はニコラス・スパークス著 Dear Johnから引用した、若い白人男性を描写している一節です。若い黒人男性のようなファッションを頑張って真似て失敗に終わった様子が、まるで目に見えてくるようではありませんか。
私も知らなかったのですが、このdo-ragというアイテムは横須賀基地のドレスコードに反するそうで、これをつけているとゲートは通過できないそうです。
saggingももちろんドレスコードに反します。

Do-ragのつけ方の動画(動画中ではDuragとされています)

do-ragをアマゾンで検索

wigger(※):ご想像のとおり、whiteとni**erを掛け合わせた造語。この単語はni**er同様に、黒人の前で使うと侮辱としてとらえられます。

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さようなら、私の愛したサラダ

「仕事の帰りにItalian Gardensに寄って、私の好きなサラダを買ってきてください」と夫に頼んでいたのですが、そんな夫からテキストが届いたんですよ。
"Bad news.They don't have your salad anymore."って。

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(トスした後に撮影したのであまり美しくありませんが、実物はもっと美しくて美味しそうなサラダです)

Italian Gardensは横須賀基地のメインゲートを通過してすぐ左側にあるクラブ・アライアンスの2Fに入っているレストランです。

サラダの正式名称はInsalata di fruttas di mareだったかな。なんかそんな感じ。最近メニューが刷新されたそうで、夫が"your salad"と呼ぶくらい私が愛していたこのシーフードサラダがなくなっちゃった・・・・。売れなかったからメニューから消されたのかなぁ・・・・(号泣)。
上の画像は、最後に買った時に撮影した画像です。「このサラダを記事にしよう!」と思うくらい好きだったから撮影したんですよね。
だけどmy saladがまだ売っていた頃にこうして撮影しておいたということは、私の中の何かが、このサラダが近い将来消えてしまうことを察知していたのでしょう。デスブログかこのブログは。

このサラダが大好きだった理由

私が塩分の摂取量に気をつけていることは過去記事で書きました。このInsalata...は、塩分大好きな私にとって明らかに塩気が足りないサラダではありましたが、不思議なことに塩分を追加しなくても楽しめるサラダだったのです。だから好きだったってのもありますね。
このサラダと、添付のヴィネグレットの相性がよかったのでしょう。そのヴィネグレットと同じものを我が家で作ろうと、何度もトライしたのですが、プロの仕事を甘く見すぎた私がばかでした。当然同じものは再現できませんよ・・・。

同じようなサラダを求めて、久しぶりにO'clubにでも行ってみようと思います。一時期(というかここ2,3年)で味が変わって美味しくないと感じていたのですが、友人が「O'clubに久々に行ったら美味しくなってたよ」と教えてくれました。

イケメンは自分に似合う眼鏡を知っている


横須賀基地にいるイケメンのお話です。本人の画像がないのが残念ですね。
細くて高い鼻梁とごく淡いブルーアイズの持ち主が例なので、日本人男性にはあまり参考にならないかもしれませんが、額の形も含んだ自分の顔立ちや瞳の色にあった眼鏡を選ぶと、ここまで顔の印象が変わるという参考としてお読みください。

先日見かけたイケメンは、デジタルキャミーのユニフォームがここまで似合わない人も珍しいなという若い男性でした。首から上と下で別人みたいな感じ。首から下は軍人ですが、首から上はデンマークの街角のカフェにいそうなタイプ(注:筆者はデンマークに行ったことはありません)。
その美しい瞳と鼻筋を引き立てている眼鏡のモデルを尋ねてみたら、BVLGARI1016でした。

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photo courtesy of https://www.amazon.co.uk/Bvlgari-1016-Silver-Bv1016-Eyeglasses/dp/B003SJ8VHY

そのモデル名でぐぐってみたところ、このイケメン君のいう通り"So hard to find."でした。同じ番号のモデルを見つけたのですが、テンプルの色やレンズの色が違うんですよ。
このイケメン君がしていた1016は、テンプルが黒で、レンズはよく見ないとそのシェイドがわからないくらい、薄い茶色で、縁なし。
この眼鏡をはずす瞬間を見たいような、つけたままでいてほしいような・・・複雑な気持ちになる眼鏡でした。一つ目を壊してしまって、二つ目もまったく同じものが欲しかったため、相当苦労して手に入れたそうです。

「オンラインでやっと見つけて買ったんだ。今使っているものを壊したら、もうあとはないよ。こんなに自分の顔立ちにあった眼鏡はもう見つからないだろう。ついでに僕のグッチのお財布も見せようか?」

そういってこの美しい青年が取り出したのは、なんと熊の顔の形をした、古ぼけた小銭入れ(笑)。プーさんのパクリみたいなやつですね。

「釜山に入港した時買ったんだ♪」

どの船に乗っているのかまでは聞きませんでしたが、アクセントからしてこのイケメン兵士はアメリカ生まれではなさそうです。ヨーロッパのどこか。やっぱりデンマークか?!

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万国共通 相手をうんざりさせるほど話し続ける様子が病的な人達

相手をうんざりさせるほど話し続ける人達の共通点を挙げると、一つ目はまず皆いい人達であるということ
気持ちが優しくて、社会性もある。なのになぜか会話というコミュニケーションになると、キャッチボールができなくなってしまうのです・・・。普段はいい人なのに、一旦話し出すと、相手がうんざりしていることにまっったく気が付かない。

  • マシンガントークがすごい人
  • 口を開けば毎日同じことを愚痴る人

話しすぎてしまう理由

私が横須賀基地で働いていた時、同僚のフィリピン人男性・マノリート(仮名)がこんなことを漏らしました。

「俺さ、アンドレアと久本さん、それからレオノアの三人と同時に同じシフトに入ったら、絶対最後まで身が持たないと思う」

アンドレアレオノアはフィリピン人女性従業員。
久本さんは日本人男性従業員でした。

私はこの三人にもう二人加えました。
「私はその三人に、中山さんとシンチャを足した5人と同時に一緒に働けって言われたら、相当きついわ」

中山さんは日本人女性従業員、シンチャはフィリピン人女性従業員でした。

この五人の共通点こそが、相手をうんざりさせるほど話し続ける様子が病的であるという点です。この5人でインターナショナルなゴレンジャーを結成したら収拾がつかなくて、内紛が始まることは目に見えていましたが、傍から見る分には面白い戦いだろうなぁと思いました。

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久本さんアンドレアが話し続ける理由は、二人とも一人暮らしで家に帰ると話す相手がいないため、出勤するとここぞとばかりに話しまうということでした。これは簡単に想像できるし、理解もできますよね。
中山さんは小さなお子さんを持つシングルマザーだったため、家に帰ってする会話といえば、子供の目線の高さに合わせた会話ばかり。ですから職場での大人同士の会話(といっても中山さんが一方的に話しているだけ)が楽しくて仕方がなかったのでしょう。
レオノアシンチャは二人とも幸せな結婚生活を送っており、家に帰れば愛する夫と語らうことだってできるのに、なぜ職場でたらたらとしょうもないことについて話し続けるのか、想像すらできませんでした。
だけどあれだけ話し続けるのですから、周囲から見てもわからない「満たされない何か」があったのでしょう。家族や他人に100%満たしてもらおうとすることをやめれば、私とマノリートの耳から出血しそうなほど話して聞かせ続けるということもなかったでしょうに。

もう一つの共通点。それは自分が「話してばかりいる」という自覚がないということ

中山さんがある日ぷりぷりしながら、ある従業員に関してこんなことを愚痴っていました。

「あいつさ、私が何か話しても、すぐに自分の話かぶせてくるんだよね。自分の話ばっかりして、それを聞かされてる私の気持ちも考えないの。完全に一方通行で会話にならないっつーの」

中山さん、そのお言葉、そっくりそのままお返しいたします。

こんな風に、自分ばかりが話しているという自覚がまったくないのです。そんな中山さんが、第二の人生をともに歩むパートナー探しに奔走していた頃、ブラインドデートをしました。
実際に会うまではメールなどで盛り上がったのに、デート以降はなんだかお相手がそっけなくなってしまったとのこと。そのことについて悩んでいるようだったので「中山さん、もしかしてデートした時に、喋りすぎてしまったということはありませんか?」と聞いてみました。

「そんなことはないと思う。向こうも楽しんでくれていたみたいで、ずっと同じお店で何時間も喋っていたんだから」

多分中山さんがずっと喋っていたんだろうな・・・。
こうやって幸せが逃げていくのです。

結論

  1. 聞かされる側の気持ちにまったく気づかず話し続ける人は、満たされていない=自分で自分を満たす方法を知らない。
  2. こういう相手に「聞き流す」は通用しない。聞き流されているか、きちんと聞いてもらえているかは関係なく、ただ話し続けたいだけの人達。
    かかし同然でそこに立って聞き流していても疲れてしまうので、この人達が近づいてきたら、やることがあるふりをしてその場からさりげなく立ち去ろう。


アナ登場記事:34)職場のウザい人、困ったちゃん(nuke) - Inside the gate(bubblyな女性がアナです)

ハリウッドのセレブリティ達がベビーシッター達との浮気に走る理由

「上沼・高田のクギズケ!」という番組で、自分の子供のベビーシッターとの浮気に走るハリウッド・セレブリティの特集が組まれていました。
まずはジュード・ロウ・・・左側が当時のガールフレンド、女優のシエナ・ミラー。そして右側がベビーシッター。

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Photo courtesy of I SAW YOUR NANNY: December 2014

外見的な魅力はあまり関係ない

おそらくこのことがタブロイドに騒がれた時「この女性がジュード・ロウを魅了することができたのなら、私だって彼と寝ることができるかもしれない!」と望みを持った女性は多いことでしょう。浮気相手の女性はそのくらいお世辞にも美人とは言い難い容姿の女性でした。
シエナにしてみたら、安全パイだと思っていた女が夫の浮気相手になってしまってショックだったことでしょう。
ではこんな綺麗な女優とつきあっていて、なぜ月並み以下のベビーシッターと浮気に走ってしまうのか。

それは番組ではこんな話になっていました。

  • どこに行ってもパパラッチがいて、外食もおちおちできないから、外で浮気できない→家の中にいる妻・ガールフレンド以外の女性といったらベビーシッターかハウスキーパーさんですものね
  • ベビーシッターが周囲にいる状態では、緊張感と安心感が同時に高まるため性欲がアップする

(カウンター06:50あたりからこの話題が始まります。大爆笑必至)

ということは、外見的な魅力はあまり関係ないのです(ただし最低ラインはあるでしょう)。なぜなら浮気相手には「魅了された」のではなく、パパラッチに見つからない範囲内という限られたところにいる女性の選択肢が、ベビーシッターしかいなかっただけだから、不戦勝
「妻(婚約者、ガールフレンド)以外の女性である」「出かけなくても女遊びができる」という低いハードルを越えられればよいのです。
話は変わって、上の動画でとりあげられている浮気に走ったハリウッドセレブリティ達はジュード・ロウ、ベン・アフレック、シュワちゃんの三人ですが、そのうちの誰よりも、司会者の高田純次さんが魅力的だと思いました。雰囲気も含め・・・69歳ってのが信じられないな。

チャラ男が感謝祭に感謝したものとは

Thanksgiving に絡んで思い出したエピソードが一つあります。

"Maria, you're admirer is here."
「マリア、あなたのファンが来てるわよ」

ベース勤務時代、バックに引っ込んで溜まった事務処理をしていると、こんな風に同僚にカウンターへと呼び戻されました。
「ああ、あいつか」と思いながらカウンターに顔を出すとにこにこしながら若い米兵が立っているのです。
特に食べたいものがない時でも「顔を見たいから来ただけなんだ」というセリフに始まり、数々の称賛の言葉を残していくのです。チャラい男でしたが、彼のスピーチが面白いので、私の同僚達もこの米兵が来店するのを楽しみにしていました。
どこが面白いかというと、とにかく軽いんですよ。言われた側が絶対本気にしないであろう軽さ。

Thanksgivingの前夜のことでした。この米兵が来店して、私にこう聞いてきたのです。

"Do you know what I'm thankful for?"

「僕が何に感謝しているかわかる?」

"My existence?"
「私がこの世に存在すること?」

"Well, I was gonna say your _______, but your existence is also something I'm thankful for, too."
「えっと、君の_____と言おうと思ったけど、君が存在することも僕が感謝することだね」

私は_____の部分を聞いて、くさいセリフがまあよくもこうぽんぽん飛び出してくるなぁと思いました。これはオヤジギャグが滑るとわかっていて言わずにはいられないのと同じような感覚でしょう。

ちなみにこういうお客さんは結構います。やはり米海軍基地ですから、女性の数が少ないんですよ。暇つぶしにflirtしたいと思う米兵達にとって、女性店員は一番手近というわけです。

関連記事:「こいつ面白い女だな」と思うと、若いアメリカ人男性はこう聞いてくる - Inside the gate

Thanksgiving Day 横須賀基地所属のアメリカ人達はどうしているのか

今日はThanksgivingです。横須賀では初雪が降りましたが、フェイスブックで友人達の投稿を見るまで知りませんでした。基地の周辺も積雪がありますが、我が家は海沿いのせいか、まだ雨しか降っていません。
ところで西洋のお祭りや風習を取り入れて騒ぐのが好きな日本では、このThanksgiving Dayは不思議なことに、完全にスルーされている存在です。スタッフィングが詰め込まれた七面鳥をまるごと焼けるような大きなオーブンを持つ家庭が少ない日本では、商業化しにくいからでしょう。

横須賀基地所属のアメリカ人は、伝統的なThanksgiving dinner(美味しそうに見えないし、実際に美味しいと思ったことがない)を食べているのかというと、意外と少ないようです。
「ギャレーに行ってThanksgiving dinnerを食べておしまい」という人達も結構います。

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横須賀基地内では、実はここが一番美味しいのではないかと言われているのがギャレー。セイラーが悪さをしておとがめを受けることになり、例えば3か月間無給になったとしても、ここに来ればセイラーは無料で食べられるから生きていけるわけです。

Thanksgivingのディナーに力を入れないわけ

Thanksgiving dinner

それはやはり、このディナーは実家に帰って、親戚同士集まって大勢で楽しむものだからでしょう。横須賀で暮らすたった3,4人の核家族のために「さぁー、お尻の穴からスタッフィングを突っ込むわよーー!」という気持ちは起きないでしょう。実際にこの休暇を家族と過ごしたくて、有給をとって帰国する人も大勢いますからね。
そしてThanksgivingに帰れなかった人は、クリスマスに家族に会えるように有給をとって帰る。
そして明日はBlack Friday

Black Friday

私の周りではこのセールを狙ってNEXに行こうという人はいません。私も一度も行ったことがありません。アメリカに暮らしていた頃に一度行ったきり。死者が出るほど混雑するセールですからね・・・。
私が目にしたBlack Fridayらしい光景で一番印象に残っているのが、ゲイ(あるいはただの女装趣味の持ち主)の男性二人がVictoria's Secretのランジェリーを取り合って揉みあいになっていた光景です。
それでは皆さん、happy Thanksgiving.

感謝祭 - Wikipedia