Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

日比のデブを見ていて思った 肥満は心の病気である

横須賀基地で働いていた頃、アメリカ人の巨体は大勢見ました。だけど日本人、フィリピン人はデブでもたかがしれているので、日・比の肥満体の人々(fatじゃなくてobeseのレベルの人々)は、その分目立ちました。そういうレアキャラを観察していて感じたことは、肥満は心の病気であるということです。

Jeans

 

デブは基本的に他力本願

超肥満体の人はできる仕事に限りがあります。心臓や関節への負担が大きいからです。
また周りの人の5分の1くらいしか動いていないのに息があがり、見ているこちらが怖くなり、周囲の健康的な人間は自ずと彼らのフォローに回るのです。それから太っていると強い倦怠感があるせいか、

  • 自分で調べる・考えることをせず、答えが目の前にあるものでもまずはすべて人に聞く
  • ちょっと手を伸ばせば届くものも人にとらせようとする(腹肉が邪魔)

という共通点も見られます。それでも本人は「周りがなんとかしてくれるから」と全然平気でいられる時点で、肥満は心の病だと思うのです。過剰な脂肪が減ったら、心も体も軽くなるのに、そうなった自分を想像できないことが不思議でなりません。

太ってあたりまえの食生活

フィリピン人の巨体の同僚男性のミールブレイクの様子を見ていて感じたのは、そこまで太るだけのことはあるなということ。フィリピン人の白米好きは日本人の比ではありません。フィリピンではマクドナルドに行っても白米がちゃんとメニューにあるくらいですから。

関連記事:フィリピン人がアメリカや日本のマクドナルドに入って驚いたこと - Inside the gate

 

だけどその男性は、山盛りの白米の上からどばどばっと醤油をかけていたのです。ちゃんとおかずもあるのに。そりゃ醤油の塩分でごはんがすすむわけですよ!日本人のおデブさんは、KFCのチキンフィレサンドとコンビニのグラタンといった組み合わせが日常的でした。気持ちはわかるんですよ。この二つのコンボだったら味付けも濃いし、満腹感も簡単に得られる。でも血糖値急上昇しますよね。そして急上昇した分食後しばらくすると急下降し、ぐったり・・・悪循環です。
痩せて格好良くなった自分を想像してぐっと我慢・・・・ができれば楽なんですよね。それができずに目先の食欲で盲目になってしまうから太るのです。

Junk Food Addiction

痩せて心身ともに健康な人生を取り戻そう

日本人のおデブさんは、まるですがるかのように、よく自己啓発本を読んでいました。やはりあそこまでデブだとモテないのはあたりまえ。だからこそ自己啓発本を読んでいると、急に自分が輝きだしたような、痩せたような錯覚に陥って現実から逃れられたのだと思います。自己啓発本を読んでいる間は救われていた。
彼から同僚の中年男性の悪口を聞かされたことがあります。「いい年して女遊びがやめられない」と。その男性は独身でしたから、どこで誰と何をやろうがいいじゃないですか。それを悪く言いたくなるのは、おデブさんの彼が長いことご無沙汰だったからでしょう。健康的に痩せてそこそこの体を手に入れて、自分も恋愛の現役に戻れれば、そういうやっかみからも解放され、健康な心も取り戻せるのに。

お金をかけなくても、できることからやってみよう

現在我が家にはプチトマトが大量にあり、猛烈にお腹が空いた時にまずはこのプチトマトからつまむようにしているのですが、栄養面でもスナック菓子や甘いお菓子よりもよいし、カロリーも低いし、それに味覚のリセットもできて本当に便利。
何が言いたいかというと、ダイエットをするために多くのお金を費やさなくてもよいということです。悪習慣を一度にすべて断てと言っているのではなく、一度に一つでよいのです。

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横須賀中央ふらつ記(24)梅雨が明け、七夕が過ぎた今

梅雨のある一日。雨のHonchに托鉢僧というギャップがたまらなくて思わず撮影しました。

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そして雨の中、地の底から響くような読経が聴こえてくるのですが、近くでアメリカ人の青年達が大きな声で話しても、決して掻き消されることのないような質の声。これがまた雨の日だから妙に不気味な感じがして感動しました。

続いて七夕。ハローロッジの外に飾られた笹はもうThe Honchの夏の風物詩です。

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そして猛暑のある一日。

これが飲みたくてモアーズのスタバに行ったけど取り扱いなし!そこでしようがなく他の商品を買って外に出てみると・・・

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いつのまにかテラス席が禁煙になっている!大喜びしてしまいました!気持ちよかった~。

あまりの暑さのせいで減退していた食欲(昔は夏バテなんてしなかったのに・・・歳とったな・・・)が戻ってきたので、韓一館の焼肉弁当を久しぶりに食べました。相変わらずの美味しさで翌日も買いに行ってしまいそうな勢いでした。

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お肉もキムチもナムルも・・・すべてが美味しいのでここのお弁当は夫も大好きですよ。夜は炭水化物の量に気をつけている夫ですが、彼もここの焼肉弁当を食べる時は、カロリー計算やらなにやらいっさい気にしないことにしています。弁当を電話注文する際、名前も電話番号も聞かれない安定感というか、ゆる~い感じが好きです(笑)。

韓一館はHonchの最も人通りが多い交差点の一つにあります。

 

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上の画像の右端に映っているのが韓一館。だいぶ前に撮影した画像のためまだ看板が赤x白ですが、現在はなぜか看板がブラジルを彷彿とさせる緑x黄色になってしまっています。
ちなみにこの通りはレーガンが帰ってきたらこんな風になりますよ~。

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いよいよですね!

 

落ち着いたアメリカ人男性と出会える場所

今日の記事は出会いをどうやって恋愛につなげるかとかそういうのはいっさい無視して場所についてのみ書きます。ではまずは横須賀から行ってみましょう。

The Honchでバカ騒ぎをして門限ぎりぎりにメインゲートへ向かってGo!というyoung kids達ではなく、40代の落ち着いたアメリカ人男性と出会える場所について質問をいただきましたのでご紹介いたします。
先日大滝町のBar76に行ってきましたが、客層が落ち着いていてよかったですよ。最近できたバーかな?

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若いお客さんもいましたが、皆「Honchでは飲みたくない。どこかよいバーはないか?」静寂を求めてやってきている人々に年齢は関係ないですね。とにかく皆行儀がよくて驚きました。
バーのオーナー?のリロンさん。


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禁煙★ですが、vapeはokでした(撮影当時の情報なので変わっている可能性もあります)

「このお店はどぶ板にあるバーと違い、互いに叫びあわなくても会話が楽しめるほど静かでいいですね」とリロンさんに言うと「そういうお店にしたかったんだよ!」と言っていました。大滝町といえばブルーストリートのあちら側ですからショア・パトロールも巡回してきません。
でも40代で独身って本当に少ないですからね・・・。出会ったとしても既婚者(単身赴任しているコントラクター含む)の確率が高い。

それから横須賀以外だと箱根。行楽シーズンになると週末にここに行ってきたというおじさん達が多いです。

Hakone


ぱっと思いつくのはこのくらいかなぁ。私自身は仕事を通じて夫と知り合って結婚したため、出会いの場所に関するアンテナがあまり敏感ではありません。今度友達に聞いて、情報が入り次第この記事に追加していきます!

関連記事:横須賀で魅力的だと思うエリアは「ここから先はアメリカ人が少ない」というボーダー周辺 - Inside the gate

米軍の「ランク別あるある」が一発でわかるmeme

 

事実とは異なる部分も多少あるとはいえ、どのランクから見ても心当たりが多少なりともあるんじゃないかなぁと思って笑ってしまったのがこのmemeです。

◆meme(ミーム)って何?:日本人がフェイスブックでmemeやlife quote pictureをシェアしない理由 - Inside the gate


ハングオーバー1という映画を見たことがある人は、この四人の登場人物のキャラクターを覚えているでしょう。この四人の役割とランク別の傾向が見事にかぶる!!!!(爆)
以下青い文字で書かれているのはmemeに書かれているランク別傾向を和訳したものです。

Enlisted(E1~E6):memeでは「99%の仕事をしているのはこの人達」ということになっています。実際に上からの指示で働く下々の兵士達=この人達がいないと現場は回らない。どぶ板で乱闘騒ぎ等を起こして逮捕されるのはほぼこの層。

Senior enlisted(E7~E9):「助けるよと言いつつその場になると助けてくれない」w。「チーフになったことだし、これでやっと少しは楽できるぜ」とはいえ、自分よりも10歳以上若いオフィサーに怒鳴られることもあり、なかなか苦労の絶えない中間管理職的存在。

LT(Lieutenant - O3):「何が起こっているのかまったくわかっていない」
Enlistedから見たら机上の空論ばかり振りかざして現場の苦労を知らない人間達に見えるのがここらへん。

CO(Commanding officer - O6):「冒頭にいなくなって最後にならないと登場しない」=面倒なことを極力避けて問題が解決されたら戻って来ておいしいとこどり。
ここまで出世したらもう下界のことは知りませーん、見えませーんと思われがちな地位。でも横須賀基地のジェフリー・キム司令官は、下々の兵士達やベース内の施設で働く従業員達のところまでわざわざ年の瀬の挨拶をしに回っていたという話を聞きました。

 

 関連記事:「オフィサー以下とは口きかない」っていう人間もいます - Inside the gate

(38)PASMOの便利さを英語で説明してみる

それなしでの乗り換えなんて考えられないほど、電車を日常的に使う私達にとっては身近で、なくてはならないPASMOなどのICカード。この便利さを英語圏からやってきた人達に伝えてみましょう。
以下は先日京都旅行から帰ってきた知人が話していたことをそのままパクったものです。

pasmo1

(正しく聞き取れていない部分もあるであろうという前提でお読みください)

Here's my advice for traveling in Japan. Get one of the major IC cards. They're almost all cross-compatible in other areas (my Pasmo card works on all the transits in Kyoto), and they make taking transit so much easier.

奈良でも使えるとよいですね。
私が初めてPASMOがいかに便利かを説明した時、どう伝えれば一番簡潔でわかりやすいか一瞬考えて、その結果cross-transferという言葉を作ったんですよ。そしたらそれを聞いたアメリカ人が「何を言いたいのかはわかった!」という反応だったのです。この場合伝わりやすい造語はcross-compatibleなのですね・・・・。色々勉強になります。

シェアしたい英語100選 カテゴリーの記事一覧 - Inside the gate

日本社会から帰宅難民が消える日はくるのか

豪雨に見舞われた西日本に暮らす方の臨場感あるツイートを見ていて感じたことがいくつかあります。

日本ももっと合理的に考えてよいのではないか

私がベースで働いていた頃、警報が発令されると、天候が悪くなり公共の交通機関が止まってしまう前に、一部の機関(消防等)で働く人達を除き、皆あたりまえのように帰宅させてもらっていました。NEX(米軍関係者やその家族達が利用する小売店)ですら閉店していました。
これを「わーすごい!」と思うのはおかしくて、むしろこれをあたりまえだと思える感覚を日本人も持つべきなのではないかと思うのですが、現在の日本はそれと真逆で、帰宅難民になってもしようがないと受け入れざるを得ない空気があります。
「天気予報や警報を見て『これは電車止まるなぁ』と思ったから、会社の近くのホテルを予約しておいた。皆もこのくらいして出社しろよ」とドヤ顔で語る社畜にならなければ、評価されない社会。
日本はお客様のために従業員が自分を犠牲にすることを美徳とする文化が根強く残っていて、ベースで働くことで、その文化を外側から眺めることができたわけですが、安月給でもベースで働いていたほうがいいやと思う理由の一つが文化の違いでしたね。

Heavy rains revisist Bombay....  

「従業員は客のために自分を犠牲にしてあたりまえ」の精神論

例えばツイートの主の菓な子さんが勤めていらっしゃる店舗の従業員が豪雨で帰宅不可能になる前に帰宅して店を閉めたとしましょう。すると客がやってきて既に閉店していたからといって、苦情を申し立てるでしょうか?そんな状況(こんな日であれば従業員だって早く帰宅させるべきだろうという状況)で苦情をいう自分が馬鹿に見えるからおそらく申し立てないでしょう、と考える人もいれば、こんな状況であっても客のために利益関係なしに頑張るべきだ!という人もいて、後者はおそらく「あの店に行ったらあの程度の雨で閉店していたから、俺はもみじ饅頭が買えなかった!客をもっと大切にしろ!」とクレームをつけるタイプの人。
「こんな時だからこそ、たった一人のお客様、たった500円のお客様でも皆で大切にしよう!」と言って従業員を帰宅させないような馬鹿な上司はさすがにいないと思いますが、日本社会にはこういう見えない強い精神的な縛りがあると思いました。
従業員の仕事を「プライベートを犠牲にしてまで自分に仕えてあたりまえだ」と思っている客をどんどんつけあがらせる土壌。そして帰宅難民になった人を家で待つ家族に何かあったとしても、なんとかして責任逃れをしようとするであろう雇用主。

結局幹部が楽をしたいから社員達が帰宅難民になるのではないか

社員達を帰宅させれば当然その日の仕事はそこでおしまいで、その遅れは翌日以降にまわってくるわけですが、そんなつけは「まあ災害時だからしようがないよね。大変な時はお互い様」というわけにはいかないのが日本社会なのです。どんな状況でも100%を求められる。例えば70%のところで帰宅してしまった翌日以降の処理や対応をとりしきることに関して、幹部が逃げ腰になっているから社員達がその犠牲になっているのではないでしょうか。社員達の上に立つ人に「いいよいいよ、なんとかするから」と言えるだけの能力がない。その遅れにより生じた損失・トラブルに対する責任を逃れたい。

そのトラブルに対し、国民がもう少し寛容になれる社会になるとよいなぁと思います。あと50年くらいかかるだろうから、私はその日本の姿を見ることはないでしょう。

関連記事:ベースで働いていて、日本社会よりここが楽だと感じた点 - Inside the gate

美味しそうなデブは黒人女性だけじゃない

同じくらいデブでも、日本人女性だとただのデブで片づけられるのに、なぜか外国人女性だと「まああんなもんだよね」と許してもらえます。特に黒人女性。肉質の違いなのか、それとも完全に規格外扱いなのか・・・。私、thickな体を作っているこの肉質は、黒人女性の専売特許だと思っていましたが、インド人女性も負けてはいないことに気がつきました。
三笠ビル商店街にあるSarinaというインド・ネパール料理のお店に時々行くのですが、このお店のTVにはHindi Hit Collection(だと思う)が映し出されています。

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いつものようにこのコレクションを眺めながらカレーを食べていたら、赤いレオタードのようなものを着た超豊満なインド人女性達がずらっと並んでTwerkするシーンが出てきました。その様はすごい迫力で、私は食べかけのサモサを手に持ったまま「全員合わせると10トンくらいあるかな・・・」と考えながら、しばらくTV画面にくぎ付けになりました。
主役の美女は同じインド人でも色白・モデル体型なのに対し、twerkしていたその他etc.の女性達は、褐色の肌で重量級の集団。黒人女性のtwerkとはやや違いましたが、ちゃんとお尻は揺れていました。白人やモンゴロイドの貧ケツでは再現不可能な揺れ。ほんの小さな動きに続く、惰性で揺れるほどの肉がない民族には衝撃ですよね。
「インド人女性もtwerkできるだね」と夫に言ったら「インド人って映画の中でよく踊ってるけど、isolation(体の一部分だけを動かすこと)を必要とする動きが多いから、やはりtwerkingみたいな動きも得意なのではないか」と言っていました。確かにその通り。

こういう動画が延々と映されていました。

tabelog.com

横須賀基地周辺のインド・ネパール料理屋って、おそらく経営にはインド人一人も関わってないでしょう?みんなネパール人じゃない?curryの一語を入れればどこの国の料理だろうがアメリカ人達はやってくるから、インドという看板に頼らなくてもいいと思うんだけどなぁ。

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