Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

心のオアシスに電源席は要らない

初めてのコメダ珈琲!!

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横浜ランドマークプラザ店に行ってきました。そしてもはや伝説のような存在であるシロノワールを食べてみました。

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そ・・・そんなに話題になるほど美味しいかなぁ???サンマルクのデニブランとそれほど変わらない気がします。billsのパンケーキを二時間並んでまで食べた時ほどはがっかりしませんでした。並ばなくても入れるのですから。金のアイスコーヒーはまろやかぁ~で美味しかった!私の好きな味です。店内は清潔で店員さん達も感じがよく、窓の外には当たり前ですがみなとみらいの景色が広がります。

 

Yokohama-18

立地としては素晴らしいのに、なぜか落ち着かない。窓際のカウンター席は電源が用意されていて、それを見た時に「ああ、これか」と思いました。仕事や作業をするために人が集まってくるチェーン店だと、私はどうも落ち着かないのです。うまく説明できないのですが、「気」ってやはりありますよね。自分が心地よいと感じる気、合わない気。

icotto.jp

チェーン店でも私がほっとするのは宮越屋珈琲新橋店(残念ながら時間帯によってはとても煙い)と上島珈琲店
コメダがいまいちあわなかったため、後日心の調律のために、地元の喫茶店に出直しました。

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 氷が丸いだけでこんなに雰囲気が変わるのか!と思ったのがカフェ・コンティニューのアイスコーヒー。見た目麗しいこの飲み物を楽しんでいると、どんどんお客さんが入ってきました。嬉しいことです。素敵な喫茶店の相次ぐ閉店に心を痛めておりますから・・・。
カフェ・コンティニューはコーヒーも軽食も美味しいのはもちろんのこと、私が気に入っているのが窓の外に揺れる緑の葉。程よい目隠しでもあり、店内から見るととても涼し気です。
田舎の喫茶店、最高!

在日米軍基地で働く従業員の現地採用、本国採用はどう決まる?


◆この記事は住宅手当のない現地採用のアメリカ人にも親切な対応をしてくれた唯一の不動産会社 - Inside the gateという記事の続きです


クイズです。(★全員架空の人物です)

a) 原子力空母ロナルドレーガンに乗船する現役兵士を夫に持つ久美子さん

b) 横須賀基地で米海軍をリタイアし、2か月ほど無職で過ごした後運よくGSとして横須賀に仕事を得た夫を持つ真由さん

c) グアムの米海軍の基地で民間人として働いていた夫が、横須賀基地でよりグレードの高い仕事を得たため家族そろって来日したというフィリピン人のシンシアさん。

久美子さん、真由さん、シンシアさんの共通点は全員SOFA Sponsored(横須賀基地では俗にAmerican sideと呼ばれる。私もこれです)であるということです。彼女達が全員横須賀に暮らしながら、同じ仕事をしていると仮定します。だけどこの中で本国採用(American hire)は二人、現地採用(Local hire)は一人です。同じ仕事をしたとしても待遇は違います。


【正解】

(a)久美子さんー本国採用
(b)真由さんー現地採用
(c)シンシアさんー本国採用

同じように横須賀に住み、横須賀基地で働く夫を持つのになぜステイタスが違うのでしょうか?

America


久美子さんもシンシアさんもこの仕事に応募した時は既に横須賀に暮らしていました。なのになぜ現地採用なのではなく本国採用なのかというと、夫が現役将兵あるいは駐在員(ともに本国から派兵・派遣されている立場)なのでその扶養家族ということで自動的に本国採用となります。要するに配偶者が日本国の居住者ではなく、日本国に滞在しているだけのアメリカ国民だと本国採用になるようです。
一方、現地採用組・真由さんの場合、夫が横須賀でリタイアして無職になり、いったんアメリカ政府と雇用関係がなくなってしまい日本在住の一民間人(=アメリカ政府から派遣も派兵もされていない。日本国の居住者)として横須賀基地の空席に応募・採用されたため(現地採用)、妻の真由さんも自動的に現地採用となります。
もしも真由さんの夫がリタイア後にいったんアメリカに帰国し、そこから同じポジションに応募して採用された場合、駐在員として横須賀に戻ってくる(本国採用)ことになりますから、住宅手当も支給されますし、真由さんが横須賀基地の空席に応募して採用された場合、同じように本国採用となります。

以上私がわかる範囲で書きましたが、もっとわかりやすく説明できる方からのコメントもお待ちしております!

関連記事:より適格な一般応募者よりも、米軍の家族が優先的に採用されることによる弊害 - Inside the gate

住宅手当のない現地採用のアメリカ人にも親切な対応をしてくれた唯一の不動産会社

横須賀基地周辺を歩いたことがある方はご存じだと思いますが、あそこらへんは米軍関係者向けの物件を取り扱っている不動産会社が軒を連ねています。
私の知人(現地採用のアメリカ人)が新しく部屋を借りようとそれらの不動産会社を何軒も回ってみましたが、返ってくる言葉は同じでした。
「Local hire(現地採用)ですか・・・申し訳ないけどお役に立てません」

住宅手当をはじめとする諸手当のないlocal hireのアメリカ人は、普通の日本人と同じような家賃の物件を探します。不動産会社側としてはHonchで家賃20万円の新築1LDKを借りてくれるような現役の将兵や、将兵ほどではないにしろちゃんと住宅手当が出て高い物件を借りてくれる本国採用(American hire)の民間人を相手に商売をしたいわけですから、私の知人のような条件では旨味がないのです。
知人は「やはりここらへんに集まっている、英語が通じる不動産会社ではなくて、日本人が利用する普通の不動産会社に行かなくちゃだめかな・・・」とあきらめかけて、最後にもう一軒回ってみることにしたそうです。その日は真夏日で、彼は汗だくになって歩き続けました。するとその最後の一軒の不動産会社は現地採用の彼を門前払いにせず、店内に案内して座って休むよう促し、冷たいお水もちゃんと出てきたそうです。彼にとってはまるでオアシスのように感じられたことでしょう。
そのオアシスのような不動産会社がこちらです。

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過去にいったいここはどこの国なの? - Inside the gateという記事で紹介したマミーズハウジングという不動産会社で、メインゲートから徒歩1、2分の16号線沿いにある会社です。ここで出されたお水の冷たさとスタッフの親切な対応は今でも忘れられないと知人は言っていました。そして確かにここなら日本人向けの物件ありますと宣伝していますから、現地採用のアメリカ人の予算内の物件があるということですよね。

 現地採用・本国採用についてはまた詳しく他の記事で書きます。今日はここまで。