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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

何でも極端なアメリカ。双極性障害はもはや双極ではなく四極?

 

老いてなお・・・・アメリカならありえそうだと思ったネタ - Inside the gate という記事に、アメリカ人はいろんな方向に突き抜けている人が多い、と書きました。

精神疾患の症状も同様だなと思ったことがあります。

ベース勤務時代に出会ったDさんというアメリカ人女性がいました。
第一印象はすごくよかったのです。日本語も少し話せて、ホスト国日本、そしてその文化に対する歩み寄りを感じました。だけど日本語が少し話せる=いい人だ、というのはあまりにも短絡的な考えだと、すぐに私は悟ることになるのです。

http://www.flickr.com/photos/45409431@N00/6103883563

photo by marfis75

Dさんはとにかく気分の上下が激しい。さっきまで鼻歌を歌っていたかと思うと、2,3分後には青い顔をしてうつむいてぶつぶつ独り言を言う。
上下だけではありません。ご機嫌な時とヒステリックな状態の間を激しく行ったり来たりもしました。
日本語の冗談(同じ冗談をリサイクル。だけど周囲が皆優しいから笑ってあげるため、もうその冗談が古くて面白くないということに、本人はなかなか気がつかない)を言っていたかと思うと、その数分後にはFワードを連発して激怒している。

こんな様子が見られるようになってから、アメリカ人女性従業員Rの一人がこういいました。

"I think she's suffering from bipolar."
「彼女は双極性障害を患っているんじゃないかな」

ちょっと待て、と思った私はこう聞いてみました。


「双極性障害ってアップダウン、要するに欝状態と躁状態の差が激しい病気だと思っていたんだけど、彼女の場合アップダウンだけじゃなくてこう・・・・にこにこしている時とヒステリックな時の落差もすごいでしょう」

するとRはこういいました。

"Yes, it shifts not only between up and down, but also back and forth."
「ええ、双極性障害は上下だけじゃなくて、前後にも振れるのよ」


双極というだけあって、二地点間(=アップとダウン)だけだと思っていた私は「やっぱりアメリカ人は日本人に比べて、精神疾患の症状のひどさも大きいんだな・・・アップとダウン、陽気な時と攻撃的な時。四つの状態の間を激しくビリヤード玉のように動くのも、双極性障害なのか・・・」と変に納得してしまいました。

だけどそれを聞いていたアメリカ人女性従業員Aがこういいました。

"I don't think it's a disorder. Oh wait, maybe it is. It's called SELFISH."
「それは疾患じゃないと思う。あ、待って、多分疾患だわ。我侭という名のね」

精神疾患とただの人間性の問題の境界線は、こんなにも曖昧です・・・・。

アメリカ人の強烈なかまってちゃんに学んだこと - Inside the gate に続く