Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

ベースでもパワハラはあります(2) 日系企業よりも人間関係がじめじめしている施設

 

私にパワハラをしたのはアメリカ人従業員でしたが、日本人従業員によるパワハラもあります。
ベースの某施設では、下から数えた方が早い等級の職から成り上がった日本人上司と、その男の腰巾着みたいな男によるパワハラが横行していました

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離職率が異常に高い理由

もちろんそこ の施設の離職率は高く、頑張ってIHAと呼ばれる正職員になっても辞めて行く人が後を立たなかったほどです。ボーナス、退職金、住宅手当等諸手当を捨てて まで辞めたくなる環境ってどんなにひどいのだろうという私の想像は、かつてそこで働いていたけどなんとか脱出に成功し、今はベース内の他の施設で働いてい る日本人従業員達の話を聞きながらどんどん膨らんでいきました。あー施設の名前を出したい!


例えばその上司は、前もってきちんと有給休暇を申請していた職員に対し、直前になって「イベントが入ったから必ず出勤しろ」というのです。もちろん嫌がらせ
その人が休んでも当日の現場はなんとかなるのです。その日はもう既にチケットを購入し、楽しみにしていたライブの日だったため、嫌がらせをされた人は泣き寝入り せず「私は以前から申請しているわけだから、その日にどうしてもイベントの契約を入れたかったのであれば、私をスタッフの数に入れなくてもまわせるようなイベントの契約を入れるべきだったのではありませんか?」とはっきりと断りました。

泣き寝入りもしない、媚びもしないと決めた従業員への仕打ち

するとある部屋に数時間閉じ込められて反省文を書かされたそうです。こんな日本人しかやらないようなじめじめした嫌がらせを、日系企業のじめっとした文化とは無縁(のはず)のベースでまで受けなくちゃいけないなんて・・・。
こ の上司と奴の腰巾着は、だいぶ長く猶予をもって申請された有給休暇ほど、その日にどうしてもとらなくてはいけない重要な休暇であることを知っていながら、 あえてこういうことをするのです。
そしてそのように虐げられた職員の反応についてオフィスで話しながら笑っているのです。そんなことを娯楽にするなんて、 なんて寂しい人生なのでしょう。

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基地内での異動すら邪魔されるので、蟻地獄のようなこの施設から逃れられない

またこの施設で働いていると、この上司に影響されるのかどうか知りませんが、皆嫌な奴になっていくそうです。詳細は書きませんが、とにかく耐えられなくなった人達は脱出に成功した(うまく異動できた)人とそうでない人に分かれます。
前者は他の施設にコネがあった人達で、後者はコネのない人達。例えばこの悪代官と越後屋のような二人のいる施設をAとしましょう。
そしてAでの陰湿なパワハ ラに耐えられなくなった職員がそこを退職する前にBという施設に応募したとします。
すると書類審査もとおり、面接までこぎつけそれもうまくいき、最終段階 としてHRO(人事部)がAに電話をし、その人の勤務の様子などについて聞きます。Reference check(レファレンス・チェック)というものですね。

関連記事:横須賀基地内異動時のReference check(リファレンス・チェック) - Inside the gate


するとAの担当者(悪代官や越後屋)は、その人がパワハラに耐え、勤務態度が良好だったとしても、それをそのまま伝えるようなことはせず、むしろその人の印象が悪くなるようなことを言って、異動を邪魔するのです。

Bという施設にコネがある人は、この邪魔をされることがありません。Bに知り合いがいて、その人がAで起きているパワハラ(異動の邪魔も含む)の実情を知っていると、レファレンスチェックの結果がどうであれ採用を決めます。Aの悪代官がどんなにその人のことをぼろくそに言おうが、異動先であるBは気にせず採用してくれます。

なぜ悪代官になってしまったのか

この施設に働いていた人達は皆口をそろえて言います。

「あいつ(上司)さ、きっといい死に方しないよね」

「あいつの家が放火されたとしても、犯人の特定が難しいよね。動機があるやついっぱいいるから」

ここまで言われる上司も、かつては末端で働く従業員の一人だったのです。そこから少しずつ仕事の等級を上げていき、マネジメントに携わるようになったわけですから、下々の人間の気持ちのわかる人であるべきなのに、そこからは対極的なところにいます。なぜなのでしょう。

「やっぱりさ、人間って持ってはいけない力を持つとああいう風になるんだよ。持たせてはいけない人っているんだよね」


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