Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

英語学習のモチベーション(2)夫を笑わせたい


夫を腹の底から笑わせたい。それが私にとっての英語学習のモチベーションです。

基地で働いていた頃の同僚達が先日我が家に遊びに来てくれました。彼らのうち二人はそれぞれバンドを組んでいたことがあり、私と仲良くなったきっかけも

「私、Silent Jealousyが一番好きです」

「俺はX がX Japanになる前がすっげーかっこよかったと思う」

「YOSHIKIが時々黒木瞳さんに見えるんだよな」

 

という風にX Japanの話に花が咲いたことでした。

こんな話で盛り上がっていると、夫もX Japanのことはよく知っており(X Japanのファンは海外にも多いのだということを、夫の話を聞いて改めて感じました)、会話に参加して楽しんでいました。ところが問題はこの先ですよ。
私はSilent Jealousyが一番好きですが、Xがバンドとして開花したのは「紅」だったんじゃないかなぁと思うのです。
ぱっと見でYOSHIKIさんにしか作れなさそうな物悲しげな短調を想像させる、漢字一文字の曲名のタイトルが持つインパクト。
「もしもこれが紅ではなく、寿とかだったら、あそこまで売れなかったと思うんですよ」

そう私は言いました。すると遊びに来ていた人達がなぜか全員爆笑して、こう言いました。

「まりあさん、あのヴィジュアルで寿はありえませんよ」


ちょっと想像してみましょう。

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「寿だあああああーーーーーーーー!!!!」

ないな。

この「ないな」感を夫にもわかってもらうには、私がうまく英語で説明するだけでなく、寿という文字がかもし出すものを夫が理解している必要があるのです。
「あーあ、やっぱりネイティブの言語が違うと共有できる笑いには限界があるのか・・・・。夫ももっと日本語頑張ってくれないかなぁ」と私は思いました。そして私がそう思っているということは、夫はおそらくその500倍くらい「まりあももうちょっと英語を頑張ってくれないかなぁ」って思っているんですよ。
もっと夫に笑ってほしい。そのためには私が英語で色々なことを的確に簡潔に表現できるようになり、夫が好きなものにもアンテナを張り巡らさなくてはいけません。顧客満足第一!

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