Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

乳幼児の英会話教材に視覚的なアプローチが必要な理由

 この記事は生後八ヶ月~二歳くらいの子供を対象に書いております。

「英語の童謡をかけて聞き流しするだけで英語に触れていることになる」

確かにそうなのですが、やはり視覚的なアプローチは必要です。
視覚的なアプローチは、お子様のためというよりは実は親御さんのためなのです。

jumpと聞こえてきたら、それが「跳ぶ」という行動と結びつきますか?

http://www.flickr.com/photos/87919923@N00/1814156778

photo by danorbit.

ビジュアルなしで音楽を流しっぱなしだと、そのリズムやメロディーに合わせてお子様の体が自然に動き出す、ということはありますが、それだけだったら英語の音楽じゃなくてもいいわけですよね。
だけどDVDやブルーレイなどで、英語の歌の歌詞にあわせた動きが確認できれば、それを親が覚えることにより、メディアを再生しなくても、いつでもどこでも親子で楽しめるようになります。
メディアを子供に見せて一方的に「こうやって動いてみなさい」ではなくて、一緒に動いて、一緒に楽しむ。そういう親子エクササイズを通じて言葉と動きがリンクして、子供が無意識のうちにストックされる言葉の数が増えます。

例えばこのRow Your Boatという曲なら、row, row,の動作のところを親子エクササイズのように一緒に楽しめます。

1.大人が両足を前に伸ばした状態で座り、お子さんを自分の上に座らせて(親子ともに正面を向いている=後ろから抱きかかえて支えているような状態)、両手を優しく握ります。→お子さんの手をオールとして使う。

2.Row, row, row your boat♪のところで歌いながら、メロディーにあわせて大人がお子さんの手をオールのように動かしてあげる。

3.Row, row, という音と漕ぐ動作がお子さんの中で結びつくようになる。

テキストだけの説明なのでわかりにくい部分もあるかと思いますが、親御さんが視覚的に歌詞の内容を理解していると、こんな感じで様々な歌が親子エクササイズとして取り入れられるようになります。

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