Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

「毎日見る」それだけでかなり暗記できる


私が子供の頃から地図おたくだったと、先日投稿した記事で書きました。
地図を何時間眺めていても飽きない。電車の路線図なんかもそうです。

世界地図のデスクマットを買い与えられた幼い私は、自室にこもってデスクマットを眺める日々を過ごしました。
まず私が最初にやったことは、自分の名前と同じ場所が世界のどこかにあるかどうかということでした。グーグルのなかった時代ですから、探すには自分で地道に時間をかけて探すしかなかった時代・・・。今思い返してみるとすごい時代だなぁ。


そしたらあった!紛争地のど真ん中に!そんな発見がすごく楽しかった。
そして弟と父を私の部屋に呼んで、こうお願いしたのです。
「パパ、私達に問題を出して。どこでもいいの。この地図にある地名を言ってみて」
そして私と弟のどちらが早く見つけられるか、競争するのです。もちろん私が全勝しました。だって毎日眺めているのですから「あ、それこの間見た」という地名ばかりです。
毎日見ているだけで結構暗記できるものなのだなぁというのは、ベースで働くようになってからも感じたことでした。両替所に入る日はドルや円を売るだけでなく、小切手を取り扱うことも時々あったのですが、ベースの両替所にはSuspension list(小切手取引拒否者一覧)がありました。
そのリストに名前が載っている人が両替所にやってきて小切手を書き、キャッシュを引き出そうとしても私達は「お受けいたしかねます」と丁重にお断りするのです。
私は暇があればこのリストを眺めていました。そうすればリストに名前が載っている客が窓口に来た時、「あ、この人・・・・!」とすぐにわかるからです。
リストに名前が載っているということは、以前にも小切手の受け入れを拒否されているわけですが、それでも懲りずに現金を引き出そうとして両替所にくる猛者達については、また別のポストで書きたいと思います。→投稿しました 「今時チェックでキャッシングや料金の支払いをするアメリカ人ってどういう人なの? - Inside the gate