Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

セキュリティの人々にとって過酷な季節がやってくる


ネイビーでMAと呼ばれる人達(簡単に説明するとセキュリティ)は、ユニフォームに加えて拳銃、無線、そしてユニフォームの下には特殊なベストのようなものを身に着けているので、暑い季節は彼らにとって過酷です。特に日本の夏はからっとしていなくて、じめっとしている不快指数高めの夏ですからね。

http://www.flickr.com/photos/40633065@N07/3880645516

photo by Program Executive Office Soldier


あせもができたり、あるいはベストをつけているまわりがかゆくなったりしないんですか?と聞いたことがあるのですが、やっぱり皮膚の疾患はその人によって差こそあれど、夏は避けられないとのこと。
ちなみに彼らが装備している拳銃も見る人が見ればすぐにM9拳銃とわかるそうです(参考:デート - shien0518の日記 )。

私の知人がこのMA(セキュリティ)と呼ばれる人達がよく利用する場所で働いていたのですが、その時の話を聞くことができました。
セキュリティの人達のオーダーは必ずテイクアウトなのだそうです。そして必ず調理している間立って待っている。
「調理に10分くらいかかりますので、よろしければおかけになってお待ちください」と言っても座らない。座れないのです。ホルスターに入っている銃が邪魔をするから。
そしてセキュリティの人達にはfull meal breakというもの(食事のためのまとまった休憩)が与えられません。いつ何が起こるかわからないため、食べたらまたすぐスタンバイの状態に戻る。この話を聞いて、メインゲートのすぐ外に立っている神奈川県警の方達も同じようにされているのかな、と思いました。

http://www.flickr.com/photos/54539515@N02/6621324145

photo by pouchin
私の目から見た「日本の夏」はこんな感じ。だけど蒸し暑い夏は、セキュリティの人達の目にはこんな風には映らないんだろうな。「早く終われーーー!!!!!」と願っているのでしょうね。休みの日に「日本の夏」らしい催し物でも見に行こうか、と思う気力も体力も残っていないかも。

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