ケニアが自国東部にある世界最大、最長の歴史を持つ難民キャンプであるダダーブ難民キャンプの閉鎖と難民を移動させることを国連に求めています。
ケニアのガリッサ大学で、１４８人の罪のない生徒達が殺された事件は、隣国・ソマリア南部のイスラム勢力アル・シャバブによるものでした。その勢力がダダーブ難民キャンプに潜み、そこを拠点にこの事件を企て、実行したと主張するケニア側。
これが事実なのかどうかはわかりません。現在約４０万人という数の難民が生活していることを考えると、それだけの数を受け入れられる大きさということですから、確かにアル・シャバブの兵士達が紛れ込んで隠れることも可能です。またダダーブからガリッサは同じ幹線道路上にあるため、首都のナイロビよりは狙いやすい。
このダダーブ難民キャンプを閉鎖してもどこに移設してよいのやら・・・というか無理じゃありませんか。資金も人手も、天文学的な数字を要するでしょう。そして時間も。
この記事を読んでいる中にはUNHCRに寄付をしている方もいらっしゃると思います。私の父もUNHCRかunicefかどちらか忘れてしまいましたが、毎月定額を寄付するようになってかなり経ちます。
「UNHCR（かunicef）に寄付するのもいいけど自分の娘にももうちょっと寄付してくれ」と父に言っていた学生時代の自分を振り返ると、恐ろしい。恥ずかしい。「ただいま」と帰って来られる家、食べ物、教育をちゃんと与えられていながらそんなことを言っていたんですよ。
言っていい冗談と悪い冗談があります。
