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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

It's a small world.

横須賀基地という閉ざされた世界の中で働いていた時、こんなことがありました。


私がホステス(案内係)として勤務していた夜のことです。
施設内の他の店舗でも時々接客をしたことのある男性客がやってきました。To go orderをお願いしますといわれたのですが、To goの場合はその人のお名前を入力することになっていたので、通常であればお客様にたずねるのですが、私はこの男性客の名字を知っていたので黙って入力しました。
男性客は私が彼の名前を覚えていたことに驚きました。施設内の他の店舗でも何度か会っていることはお互いに覚えていましたが、まさか名前までとは・・・と思ったことでしょう。
私はベースで働き始めた頃、クレジットカードを使うすべてのお客様のID(常連を除く)をあほか?というくらいまじめに確認していました(これは途中でやめた)。
ですから当然この男性客のIDも一度チェックしたことがあるわけですが、その一度だけで名字を覚えてしまったのです。そのくらいインパクトのある名字でした。

「日本人ならこの名字は誰だって一度で覚えますよ。だって○○の社長の名字ですからね」

「あははは。実はその人、僕の父方の親戚なんだ」

ものすごい衝撃でした。名字も同じ、顔も似ている。ただの偶然なのだろうかとずっと思っていましたが、まさか親戚とは・・・。

「あの、社長にお会いする機会があたら、私に○○を一台お願いしておいていただけますか?」

男性客大爆笑。
この日以来この男性客とは雑談がはずむようになりました。特に一族の祖国の話で盛り上がりましたよ。私にとっては未踏の地であるその国では、「子供に与えるべき最大の財産は教育である。なぜなら教育は、国が侵略されてもその子から奪われることのないものだから」と言われているそうです。

http://www.flickr.com/photos/37212053@N07/4742024133

photo by Tijen Erol

その社長の奥様が著書で書かれていました。

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