Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

自己紹介

 在日米軍基地(通称「ベース」)。

そこは、日系企業で は息苦しく、窮屈な思いをしてきた人達がのびのび働ける環境でもありましたが、米軍基地の中でまで日本人社会を頑なに守ろうとする人達もいました。
そういう風にして作られた日本人社会は、基地の外に広がる日本人社会よりももっと厄介そうに見えましたが、接客業に就いていた私は幸いにもその狭い社会とは無関係でいることができました。

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飲み会でふと「もういいや」と思った

高校生くらいになった頃でしょうか。父親にこういわれたことがあります。

「社会に出たらな、自分を抑えて社会人として上手くやっていかなきゃ駄目だけど、おまえの場合は宇宙人枠だから自分を押し殺すくらいがちょうどいいかもしれないな」

自分を殺す・・・。
父に言われたとおりに自分を押し殺して社会人としてうまくやってきた結果、面白いことに会社で血液型の話になると「アベさんはA型でしょ?」と言われることがほとんどでした。真面目で几帳面なアベさんというお面をかぶっている方が楽でしたよ。本当の血液型を言うと絶対に驚かれたものです(ただ私自身、血液型性格判断はあてにならないと思います)。
まじめできちんとしていて、面白いことの一つも言わない人。目立たない方が何かとぜーったいに楽ってことは、身をもって知りました。

その反動でしょうか。退社して会社を一歩出ると急にエネルギーが沸いてきて、まっすぐ帰宅できないんですよ。あの頃の自分は確かにエネルギーをもてあましていました。よくないエネルギーだったと思います。

こんなことを繰り返していた頃、会社の飲み会に誘われました。お世話になった人の送別会でしたが、その晩強烈にこう感じたのです。

「もういいや。もう十分」

一緒に飲んでいる人達は悪い人達ではない。だけどここは死ぬほどつまらない。
一日8時間「死ぬほどつまらない」を積み重ねていくのが急に恐ろしくなりました。そして小さな拒否反応が溜まりにたまって、体にも出てきました。

そして辿り着いた横須賀基地。毎日が爆笑の連続

水を得た魚という日本語の意味を実感しました。勤務し始めて感じたことは「なんでもっと早くあの会社を辞めてここに来なかったのか」ということ。私が勤務していた場所が特殊だったってこともあります。例えば日:米:比の三か国の比率でいくと日本人従業員が一番多い施設だったんだけど、日本人村独特の面倒臭さがなかった!出勤が辛いと思ったことは一度もありませんでした。

 ただしベースは楽園ではありませんでした。それは当然です。お仕事をしにいく場所は遊びに行く場所ではありません。働くことは大変で当然です。だけど私にとってホームだと感じることができる初めての場所でした。
日本の一般企業では到底雇ってもらえないような社会不適合者達の掃き溜めにも見えるその場所は、私にとっては無駄に長い社会人生活の果てにやっと見つけた難民キャンプというか、聖地にすら見えました。
ベースを去った今も、やっぱりこてこての日系企業に比べたら100倍いいなと言い切れます。例えばストレス一つとってみても、日系企業で働いていた時に感じていたものとは質が全く違いました。

こんな日系企業で働いていました

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ハンドルネームの由来
 マリアと洋風ですが、完全に名前負けしている地味顔で、しかもアラフォー。どうしよう(笑)。
由来は大好きなTV番組「5時に夢中!」にメッセージを送ってそれが読み上げられ、しかもMCのふかわりょうさんがそのメッセージへのお返事として「ぬいぐるみ送ります!」と言ってくださった(本当に送ってくださった)時に使ったニックネームが「アベマリア」でした。
私にとってはすごく嬉しい出来事でしたので、縁起を担いでその時のニックネームを使っています。そしてふかわさんから送られてきたぬいぐるみは、今でも我が家の玄関に鎮座しています。

アベマリア