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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

子供に英語を教えたい!という熱意がある人は大手スクールには向かないと思う理由

Outside the gate(日系企業とか)


子供が好きなので子供と触れ合う仕事をしたい!

子供に英語を教えたい!

 

そういう人達は自宅で知り合いのお子さんに教えたりする分にはいいでしょう。だけど大手スクールで教えるには向かないと思います。なぜなら大手スクールが必要としているのはあなたの熱意ではなく、子供英会話スクールのビジネスを理解してくれるセールスパーソンだからです。
子供好きであることに越したことはありませんよ。熱意も英語力も大切です。だけど熱いハートだけじゃなくて冷えた頭も必要ということです。
小学校で英語教育が始まるということで、子供英会話スクールビジネスは活況を呈することになるでしょう。当然講師の募集も増えると思います。もう増えているのかな?

www.rarejob.com

子供英会話スクールとうビジネスを理解して、うつにならない働き方をしよう

"子供英会話講師はもって三年かな、と思う理由 - Inside the gate"という記事で書きましたが、きちんとしたスクール(といっても配属される学校によって色々格差やら問題はあります)だと正社員講師のサービス残業はかなり増えます。この残業をコントロールできるのは自分だけです。
私も入社して最初の三か月間は洗濯機の中に突っ込まれたような状態でした。とにかく何もかもがぐるぐるぐるぐるとものすごい速さで過ぎていくのです。

レッスンプランを立てること、実際にレッスンを行うこと、営業、レッスン準備・・・・ついていくのが精いっぱいでレッスンの質を考える余裕などありませんでした。生徒達には申し訳ないけれど、それが現実というものです。当然睡眠時間は削られます。だけど慣れてくるとうまく手を抜くコツがつかめてくるので、自分の時間外労働もすこーしだけ、ほんの少しだけ少なくなります。
>>子供英会話レッスン用の副教材作りはこうして上手にさぼろう - Inside the gate


このコツをつかむ前に辞める人が多かったのも事実です。例えば入社後3か月くらいで本社に集められてもう一度研修を受けるのですが、その時に本採用前の研修で一緒だった同期の講師達は、3割残っていればよいほうでした。
「かわいい生徒達のために、少しでもよいレッスンをしたい」と思う人に限って、レッスン準備に力を入れます。レッスンに使う小道具を必要以上に丁寧に作ったり、レッスンプランの作成の時点で悩んだり・・・・。「ここまでやったらもう寝よう!」という線引きができない。
だけど忘れないでください。大切なのは生徒の将来よりもあなたの将来です。体と心を壊してからでは遅いのです。

教えるというスキルを身につけたい人は日本語講師という道も開けています

日本語講師の資格取得を目指す!徹底比較 通信講座VS書籍VS通学

太い客をつかむのは英会話講師も大切です。安上がりなホスト代わりのような存在だった私

私が働いていたスクールはノルマがありました。だからそれを達成するために一番手っ取り早いのは、担当している生徒の保護者(スポンサー)の紹介で誰かが入会してくれるということです。これが一番収入としては大きくてありがたかったです。
だから普段から保護者とは良好な関係を築くようにしていました。担当生徒の保護者以外にも積極的に挨拶や雑談をして、顔と名前を覚えてもらう。そして担当になった場合に信頼関係が築きやすいようにも務めていました。だけどそれだけでは紹介にはつながらないのです。

「阿部先生、天ぷらのとっても美味しい○○っていうお店ご存じ?」

こんな風にランチに誘われることも結構ありました。

champagne

ママ達は他のママの悪口が言いたくてしようがないのです。だけどママ友サークル内では誰を信用して話していいかわからないような状態です。そこで白羽の矢が立ったのが私というわけです。ママ達のベビーシッター= ホスト代わりですよ。
だけどランチの時間帯は働いていますから、休日におつきあいすることになります・・・・とほほほほ。だけどノルマ達成のために地道な種蒔きは必須です。こうやってホスト代わりにのこのこ出ていってお話を聞くことで、ママ達に貸しを作るのです。ですから表向きは週休二日だったけど、実質的には一日みたいなものでした。
「子供英会話講師の本来の仕事とは、一人でも多くのグローバルな人材を増やすために、子供に英語を身近に感じてもらうことなのではありませんか?休日に営業なんて私の仕事ではありません」

そういう風に言える人は、レッスンの質の良さ、それに伴う評判と勤務時間中の営業(対面・電話あわせて)だけでノルマが達成できる人達なのでしょう。そんな講師はそうそういませんし、私はそれができませんでした。そもそもレッスンの質だけで売り上げを伸ばそうなんて甘すぎます。こんなバカ親もいるんですから。

こんな風に休日まで返上して営業していると「大切なのは生徒の将来よりも自分の将来。だから残業はちゃんと線引きをしよう」といったことに矛盾するようですが、1日24時間しかないのであれば、たとえ休日であれホスト的営業ランチのように効率がよいもの=新規入会をもたらしてくれそうな保護者とのおつきあいは優先するべきです。
数字は嘘をつきませんし、会社の上層部は数字しか見てくれません。あなたがどんなに優しくて気遣いのできる人でも、数字にならない部分の努力は数字を伸ばしてからしか見てくれないし、報われません。だからこそ、数字につながりやすい営業はするべきなのです。

"営業ができない押しの弱い私"をアピールしても"心の優しい人"とは思ってもらえない

「なんだか営業電話をするのが心苦しくて・・・・」

「うんうん、わかるわ。○○先生は気持ちが優しいからね」

なんていうやりとりを期待して甘えていませんか?営業電話なんてかける方もかけられる方も嫌に決まっているのです。だけどそのスクールに雇われている限り、それをやらなくちゃいけないいんです。私だって散々断られましたよ。

体験談>>子供英会話スクールからの営業電話はこうやって断ってください - Inside the gate


「XXXXXXXXスクールの阿部です。いつもお世話になっております」


「あら、先生いつもいつも大変ですねぇ」(←どうせ営業でしょ、といいたい)

「夏期講習の追加受講ですか?う~ん、うちはもう水泳と他の習い事でスケジュールがいっぱいで・・・」

こんなのばっかりですよ。だからホスト代わりになってランチに行くんです・・・。

関連記事:モンスターペアレンツを押し付けられた新任時代 - Inside the gate