Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

良くも悪くもあなたのスイッチをONにしてしまう食べ物

今週のお題「わたしの本棚」

・・・というわけで本棚から一冊選んだのがこれです。

Dr. Abravanel's Body Type Diet and Lifetime Nutrition Plan

直訳すると、「アブラヴァネル医師によるボディタイプ別ダイエット&生涯栄養摂取計画」。読んでいて怖かったです。あ、これ私のことだ・・・って。
本書が手元にないため、うろ覚えの部分も多くありますがご容赦ください。

好んで食べる食品=知らず知らずのうちに依存している食品の違いによって、体型・体質は大きく四つのタイプに分けられている

  • コーヒーと甘いものが欲しくなる?それとも美味しい厚いステーキ?
  • あなたはラブハンドルができちゃうタイプ?それとも太ももにぷるぷる揺れるポケットがついてしまうタイプ?
  • あなたは短気?それともせっかちですぐに気が沈みがち?

体質、精神的なトラブル・・・実はこれらの症状は、ついつい摂取しがちな食品に多少なりとも関係しているのです。
私は塩分や脂肪分が多く含まれている食品を好むタイプだとわかりました。これらの食品を麻薬代わりに使っているというわけ。食べるとスイッチが入るんですよ。一瞬元気になったような気がするのですが、実はこれらの食品こそが、私の体を疲弊させて代謝を悪くし、脂肪を蓄積しやすくしているのです。

代謝活動がどの腺に依存しているかで、脂肪がつきやすいところや心身のトラブルが異なる

どういうことかというと、人間には「ああ、あれ食べたいな」と体が欲しがちなものがあり、それはその人のボディタイプによって違うのです。例えば私なら、ケーキは1ヶ月食べないなんてざらです。食べなくても平気。だけどスナック菓子はやめられません。フライドチキンを始めとする味付けの濃いファストフードやスナック菓子=塩分、脂肪分に手が伸びがちです。特に疲れている時

だけど実は、これらは私が一番手を出してはいけない食品なのです。その理由は、私の副腎は、塩分好きのオーナー(私)に今まで散々こき使われてきて、既に疲弊しているから


代謝活動の主なものとして、血中に分泌するホルモンなどの物質を合成するといったことがあげられますが、その活動を行っているのが以下の器官です。

  1. 下垂体(pituitary)
  2. 甲状腺(thyroid)
  3. 副腎(adrenal)
  4. 性腺(gonadal)

どうして私(の体)が塩分、脂肪分を欲してしまうかというと、私の体の代謝活動を主に司っている腺(器官)が副腎だからだそうです。ということは、1、2、そして4を使って代謝活動を行うようにし、3.副腎を休ませてあげれば(=副腎を刺激しないよう塩分を控える)、代謝活動はよりスムーズになり、心身のコンディションがよくなるということ。

以下は

  • あなたの体の中で代謝を主に司っている器官がどこなのかによってどこに脂肪がつきやすいのか
  • 逆に、体型を見ればどの器官に代謝の負担がかかっているのか

が一発でわかる図解です。

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(photo courtesy of profils selon Abravanel -Me retrouver dans ce que je mange (Taty Lauwers)

これが本当だと、甲状腺が代謝活動の中心になっている人は、女性らしい、スタイルのいい人がおおいってことになりますね。性腺に依存して代謝活動を行っている人は、下半身デブになりやすい。
私はADRENALタイプ。このタイプの特徴としては

  1. エネルギーに満ち溢れていて
  2. 体ががっちりしている
  3. 脂肪がつきやすいのはお腹や二の腕の裏側

もう・・・心当たりがありすぎて何もいえねぇ。

私は塩分が好きなので、副腎が刺激される→副腎が中心となって代謝活動を行ってくれる→他の三つの器官はほぼ常にお休み、あるいはちんたら働いていてOK・・・・要するに副腎だけがこき使われている状態。ブラック企業よりたちの悪い私の代謝活動、というわけです。
塩分・脂肪分を摂取することで副腎を刺激してしまいますから、副腎を休めて残りの三つの腺を使って代謝活動を行うには、私は塩分と脂肪分の摂取を控えればよいということです。

このタイプが避けたほうがよい食生活

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例えばチキンウィング・・・食欲を増進するような味付けで、塩分と脂肪分のかたまりです・・・。これこそ1ヶ月に1回くらいにとどめなくてはいけない食品です。

塩分・脂肪分を控えたらどうなったか

 体が無意識の欲しがちの食品を控えるということは、私の場合は塩分の摂取を控える=今までこき使ってきた副腎を休ませて、代謝活動を残りの三つの器官に分散させるということです。するとまずこんなことに気がつきました。

  • まずはお腹周りから肉が落ちる
  • 朝起きるのが楽
  • 心身ともに疲れにくくなる、頭がすっきりする

 それでもやはり塩分は欲しますから、時々スナック菓子を一人で一袋食べますよ。
「おまえ、それ食べたらどうなるかわかってるんだろうな?後で辛い思いをするのは自分だぞ?」というアブラヴァネル医師の声が聞こえてきましたが、無視。
医師は確かに正しいです。副腎が一旦刺激されてしまうと=スイッチが入ってしまうと、もっと食べたくなるのです。
だからこそ、一日のうち、早い時間帯には絶対食べない!
好きなもの=高カロリーのものは早い時間帯に食べて消費しきってから就寝しましょうという論理は確かに理にかなっていますが、私のボディタイプ(Adrenal)は例外です。スナック菓子を午前中に食べたら、スイッチが入ってしまって一日中塩分を欲する、Adrenalタイプにとっては最も恐ろしいサイクルにはまることになるのです。
かといって菓子器にちょっとだけ出して、それを食べておしまいというのではなく、例えば何かしら目標を達成したら、その夜はスナック菓子とフライドチキンを好きなだけ食べようとか、そんな感じ。

ちなみにかなりヒステリックな女性を二人知っているのですが、二人とも健康診断で甲状腺(ボディタイプでいうと2. thyroid)が引っかかっていたので、ホルモン分泌を中心とした代謝を行う「腺」というのは、軽視してはいけないかもしれませんよ・・・。

あなたはどのボディタイプ?

Dr. Abravanel's Body Type Diet and Lifetime Nutrition Plan