自分で言うのもなんなのですが、私は母国語ではかなり弁が立つ方です。
でも例えば英語でミーティングとなると、自分が話すことになっていることは箇条書きでいいので全体的な流れを頭に入れておかないと、だらだら長くしゃべるだけで「だから何?」と言われてしまいがちです。
アメリカ人の上司に職場でのトラブルを相談したい場合 - Inside the gateという記事でこのように書きました。
気をつける点
話を聞かされる側の気持ちになって、忙しい管理職の人達の貴重な時間に値する話し方を心がけましょう。
- Prepare for the meeting. (相談する前に話す要点をまとめておく)
- ・・・・・・・
これはミーティングに関しても同じことが言えます。特にネガティブなことについて話さなくてはならない場合は言葉の選び方にも気を遣います・・・。ですから一人ブレストは必須!です。
ポストイットを活用したブレストのやり方はとてもシンプルです。Flickrにもこんな風に画像があるくらいです。
1.「これは絶対に話したい」と思いついたことを、ひとまずすべてポストイットに書きだしてみる
2.ポストイットを話したい順番に並べていく
3.並べ直す段階で「これは無駄」と思ったものは破棄し、すっきりと要約された状態にする
4.伝わりやすい英語に修正する
伝わりやすい英語=文法的に正しい英語であることは最低限なのですが、それに加えてさらに「英語で考えた文章かどうか」ということの方が大切です。日本人がやりがちなのが、日本語特有のニュアンス語まで英訳してしまうということ。
ニュアンス英語関連記事:こうすれば"You speak good English."の一段階上の英語を話せるようになる - Inside the gate
ミーティングの参加者がインターナショナルで、公用語が英語ならばこのステップを省いて、みんながわかる英語でがつんと最初から言った方がわかりやすいです。「なんかよくわからないけど、日本語ではそういう一般的な表現があるんだろうな」と推測を強要される立場というのもなかなか疲れるものです。
ポストイットを活用した英語で簡潔に話すための一人ブレストは以上です。この4ステップを踏んでいくうちに頭の中で全体の流れがつかめてきて、ミーティングでもわかりやすく簡潔に話せるはずです。
とはいえ実際のミーティングでは話している途中で質問されたり横やりが入ったりして、スクリプト通りに行くわけないのですが、そういうところで柔軟に対応できる精神的な余裕が持てるのも、ブレストという準備があってこそ。スクリプトに縛られ過ぎないように、リラックスして臨みましょう。
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