Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

キャンドルの光の力と生演奏の力を実感した夜

 

私が勤務していた施設は時々パーティーの予約が入ることがありました。

そのパーティー中で今でも印象に残っているのが、キャンドルの光をはじめとする照明の力、そしてバンドによる生演奏の力です。

 

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あるパーティーでの出来事です。

「自分がここに通されたら嫌だな・・・」

そんな風に私が感じたテーブルが3つかたまっていました。バンケットルームにどうしても入りきらなかったため、出口のすぐ外に設けられたその3つのテーブル。とってつけたように、それはバスの補助椅子を思わせるものでした。

座席はキャプテン、司令官、そしてそのお連れ様達の分は"Reserved"となっていましたが、それ以外は早い者勝ちで好きなところに座れるようにしておいたので、その寂しい3テーブルはきっと誰もが避けるだろうな、と思って私は見ていました。

ところがフィリピン人のウェイターがそのテーブルにセッティングされていたキャンドルに点火し、廊下の電気を消した途端、その3テーブルはとてもロマンチックな座席に一瞬にして変身したのです。
バンケットルームは照明がありますから、キャンドルをつけても全体的に明るいままです。だけどバンケットルームからはみ出てしまった「残念なテーブル」x3は、廊下の電気を消したことにより、辺りを照らしてくれるキャンドルの光がちょっとロマンチックな演出となりました。

するとどうでしょう。バンケットルーム内にもまだ開いているテーブルが沢山あるというのに、ガールフレンドや若妻を連れた兵士達が集まってきて、あっという間に3テーブルが全て埋まりました。
そしてパーティーが催されている間、バンドがクラシック、あるいはポップをクラシカルにアレンジした曲を奏でてくれます。主張の小ささがプロフェッナルだよなぁと思わせる、素敵なバンドでした。
あくまでも邪魔にならないけれど、無かったらパーティーの雰囲気が少し寂しくなってしまう、そんな感じでした。
この静かなBGMがあることによって、招待客のがやがやとした話し声がいっそう楽しそうに聞こえるのです。BGMも話し声も、どちらも相手の邪魔をしない。見事な相乗効果。生演奏の力ってやっぱり有線とは比べ物にならない。同じ理由でやはりDJもよかったですね。
「料理もお酒も美味しかったね」と言ってもらえるパーティーでも、やっぱり会話が弾まなければ楽しくないわけです。その大切な会話が盛り上がりやすい空間作りこそ、主催者側が光の力と生演奏、DJの力を借りて行ったものなのです。