Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

マンツーマンの英会話レッスンを望む変な女


厚木基地付近に住んでいた頃のお話です。


ある日の夜、22時頃だったと思うのですが、呼び鈴がなりました。リビングでモニターを確認すると、チワワを抱いた中年の女性が立っていました。対応した夫に「今お時間よろしいでしょうか?」と聞いてきて、それからマンツーマンの英会話レッスンをしてくれるアメリカ人を探している、というではありませんか。

おそらく家の前に出ていた郵便ポストに貼られていた名前が横文字だったから、それで呼び鈴を押したのでしょう。そして当時はお隣もアメリカ人でしたから、隣もトライしたのだろうと思われます。
モニターを通じて話していても、そのじょせいのアクセントがあまりに強すぎて夫は何を言っているのかわからなくなってしまい、「君がドアのところに行って追い払ってよ」と言いましたが、二人のやりとりを楽しみ続けたかった私がそんなことするわけないじゃないですか。
「あなたがいってきてよ」というと夫は渋々玄関まで出て行きました。そして私は玄関脇の階段の陰に隠れてその妙なやりとりを聞きながら、笑いをこらえていました。
結局その22時くらいに見ず知らずの人間の家に「マンツーマン英会話の相手になってくれないか」と頼みにくるような非常識な女は、英語を習いたいと言うよりはアメリカ人男性とお近づきになりたいようでした。

こういう女が仮に米軍兵士と結婚したとしましょう。そしてミリタリーの扶養家族のIDを手に入れたらもう大変なことになりますよ。おまえ何様?っていうくらいえらそうに振舞うはずですから。

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