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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

枯れない美女(1)

私のブログ用潜入取材に協力して、CLUB USやISISに連れて行ってくれたのは、アメリカ人美女・アンバーでした。アンバーは「結婚生活が暗礁に乗り上げているんだろうな」と思うネイビーワイフ(ただしアメリカ人) - Inside the gateという記事で書かれているような、まさに「うまくいっていないんだろうな・・・」と思わせる女性でした。
そして実際に夫婦生活の危機を迎えていました。アンバーはそもそも夫のPCS(Permanent change of station: 転属)について来日する予定もなかったのです。アメリカで離婚するつもりでいました。だけど夫に「もう一度チャンスをくれ」と頼まれたことで「縁があって結婚した人だし・・・」と彼女も結婚生活の修復を頑張ってみようと心を決め、来日しました。

その時の記事>>仮面夫婦を生みだす米軍の福利厚生の手厚さ - Inside the gate

 

きれいに整頓されているのに、愛のない冷たい家

http://www.flickr.com/photos/27698646@N04/6059537303

photo by Artotem

アンバーはとてもきれい好きでした。彼女の家(ベースのハウジング)に招かれた人達は必ずこう言うのです。
「この家のトイレの中でなら、食事もできそう」
アンバーは人をもてなすのも上手なので、彼女の家でポーカーナイトを楽しむ時はちょっとしたフィンガーフードをささっと作って用意してくれたものです。
美人なうえ官能的な体つきをした、完璧な妻が待つ家は、とてもセンスよくデコレートされているのに冷たい空間でした。そう感じたのは、私がいつもアンバーから聞いていた話のせいもあるかもしれません。
「ねえマリア、あなたは今日家に帰ったら何をするの?」
彼女がこう聞いてくる時は、Honchで一杯飲んで帰りたい時と決まっていました。

「家で一人で飲んでいると、寂しくてどうしようもないのよ」

もう夫婦関係の修復が無理だと思いつつ、なかなか離婚の意思を切り出せずにいたアンバーが、Honchで飲んでいない時はこのきれいな部屋で、一人でぽつんと過ごしているんですよ。

浮気したという事実はもうどうしようもない。過去は変えられないから、未来を少しでも明るくしようと思っていたのに・・・・

アンバーの夫がアメリカのある基地に駐屯していた頃、彼の浮気はなんとchain of command(指揮系統。縦のつながりですから、上司ということです)から知らされたそうです。
アンバーの夫は浮気相手に「妻とは別れる」と言っていたのに、結局遊び相手ですから、飽きたところで"I'm not leaving my wife for you."と言ったことで浮気相手が激怒し、chain of commandに全てぶちまけて、アンバーの夫のキャリア形成を邪魔しようとしたのです(F**king bit*h!!!!!)。
夫の上司に呼び出されたアンバーは夫の不貞について話を聞かされて、離婚を決意しました。そしてそのことを夫に伝えたところ、やり直したいといわれたのです。そしてPCSで日本行きが決定し、「環境が変わればやり直せるかもしれない」と淡い希望を胸に抱き、アンバーは来日したのです。ところが夫は再びアンバーを裏切りました。

横須賀のUSNH(US Navy Hospital)でできる手術は限られているため、手術によってはサンディエゴあるいはハワイの海軍病院に転院させられます。アンバーの夫が手術を受けることになった際、ハワイの海軍病院に行くことになりました。
アンバーは「今回は配偶者が同行できないんですって。手術だっていうのに一人きりだなんて・・・身の回りのことをしてあげられないのよ」と言いました。ところが後日アンバーは、夫があえてアンバーを同行させずに一人でハワイまで行ったことを知るのです。<続く