Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

45ドル近くのチップをもらった時の話


ベースで接客業に就いていた時の話です。
ランチラッシュを過ぎた後の、週末の静かな午後でした。セクシーな黒人男性のお客様が一人でやってきました。年齢はおそらく40歳近かったと思います。落ち着いた感じの人でした。

「おすすめは何かな?」などと聞かれ、ちょっとした雑談などしていたのですが、いざ注文の時になったらこういわれたのです。

"Can you make me a hotdog with your buns?"
「君のバンズでホットドッグを作ってくれないかな?」

http://www.flickr.com/photos/27259274@N00/1414135980

photo by MrTopher

私はそのお客様を見たまま一瞬黙り込んでしまいました。

君のバンズ・・・・・・・ってことは・・・ドッグは・・・あなたのドッグを挟んで入れるってことだよね?おまえそれってセクハラだろ!と自分の頭の中で確認する必要があったからです。
だけどそのお客様のえへへといういたずらっ子みたいな笑顔を見たら怒る気が失せたんですよ。そこで私はこう聞き返しました。

"We have two kinds of buns. What kind would  you like?"
「バンズは二種類ございます。どちらがよろしいですか?」

two kinds of bunと言った時、私は自分の胸を寄せてあげる真似をし、次に自分のヒップを軽くタップしました。

お客様、大爆笑。
そしてクレジットカードで支払う時に私にこう聞いてきました。

"How much do you want?"
「(チップは)いくらほしい?」

"You can just put down how much you think my buns are worth."
「私のバンズに相当すると思われる額をご記入ください」

"You're giving me a hard time. Just tell me how much you want."
「君は僕を困らせているよ。いくら欲しいか言ってくれ」


"Alright, then please make the total $50.00"
「わかりました、それでは合計を50ドルにしてください」


お客様が注文したホットドッグとサイドオーダーは6ドル弱でしたから、合計の欄に$50.00と記入したらチップは45ドル近くなってしまいます。そんな額になれば、さすがにジョークだとわかってもらえるだろうと思って言ったのです。
するとなんと、そのお客様は本当に合計を50ドルと記入し、チップの欄にも引き算をした結果を書き、私に手渡しました。

"I was kidding."
「私は冗談を言ったつもりでした」

"I know, but you made my day."
「わかってるよ、でも君は僕の一日を素晴らしいものにしてくれたからさ」


この日以来この男性はちょくちょく来てくれるようになりましたが、なんていうか、何を言ってもいやらしくならない不思議な人でした。
それからユーモアのセンスもすごくて、頭のいい人なんだろうなぁという印象を受けましたね。だけどそれをひけらかさないところも素敵でした。それからお好みのバンズですが、ヒップの方をご所望でした(やはり黒人男性は・・・・)。

あ、それから皆さんも何か嬉しいことをいわれたり、笑わせてもらって嫌な気持ちが吹き飛んだ時などYou made my day.と言ってみてください。
「君/あなたのおかげでよい一日になったわ」みたいな感じのひとことです。

100ドルのチップをもらったウェイトレスのお話も近々書きたいと思います→ 書きました 「100ドルのチップをもらったウェイトレスの話 - Inside the gate

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