Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

診断書という最強のカードvs感情論

以下のようなご質問をメールでいただいたので個人の特定につながりそうな部分を除いてシェアします。

「同僚(常勤)がなんだかよくわからない怪我(症状に関する説明が怪しい)をして休んでいるのですが、しばらくSL(Sick Leave=疾病休暇)をとる予定です。ところがその同僚が元気にお買い物や食事をしているところを、私も含め数人が見てしまいました。症状に関する本人の説明を聞く限りでは、出歩くこともままならない状況のはずです。こういう場合、もしHRO(人事部)に見つかったらどうなるのでしょうか?」


私の意見としては、HROに見つかってもどうにもなりません、ということです。診断書が出ている限り、元気満々でsick leaveをとっている人の勝ちです。だから放置しておきましょう。間違えてもその元気な様子を撮影してHROに垂れ込んだりしないようにしてください。骨折り損のくたびれ儲けです。

Thing to do on your birthday: be cleared for surgery. Blood work, check, doctor's note, check-check. Now gearing up for Sunday's message before Tuesday's surgery.


垂れ込みたい気持ちはよーくわかります。SLがとれたということは、その人は常勤(IHA/MLC)のはず。もしも質問をくださった方が時給制従業員(HPT)なら、もう働くのがあほらしいことこのうえないでしょう。人員不足のためあなたが額に汗して働いている間、その元気な同僚は家で鼻をほじりながらあなたよりも高いお給料をもらっているのですから。HPTなんて働かない限りお金はもらえませんからね。横須賀基地は先に入ったもん勝ちなのです。
私が最近聞いた話では、診断書が出てSLを取っているはずの人間が、なんと横須賀基地内の他の施設で遊興中の姿を見られてしまったそうです。確かにSL中だからといって、毎日家に閉じこもって療養している必要もないのですが、自分の同僚達が必死に働いている間、よりによってベース内の他の施設で堂々と元気に遊ぶとは・・・・。
目撃したのは疾病休暇中の人間の同僚ではなく、他の部署の人だったらしいのですが、目撃者曰く「俺はわざわざチクったりしないよ。どうせこんな話、俺が黙っていても、すぐに同僚達の耳に入るだろうから」。そして同僚達の耳に入っても、診断書が出ている限りその人はお給料をもらいながら堂々と休むことができます。「人が働いている間によくもまぁ・・・」という感情論など非力なのです。
でもね、よく考えてみてください。そういう怪しい人って、そもそも職場で役に立ってない人が多いでしょう?足を引っ張っている(防衛省に飼ってもらっている)人なのではありませんか?民間企業だったらおそらくもう通用しない人。
だからそういう休みのとり方をして逃げるわけじゃないですか。だったらいないほうがみんな幸せでしょう?現場に残された人間は肉体的には大変だろうけど、精神的な平和が訪れているはずです。だから休みたいだけ休ませればよいのです。

それにそういう風に楽して稼いだお金は、いとも簡単に出て行ってしまうのが摂理のような気がします。どういうことかというと、汚い手を使って手に入れたお金の倍以上のお金が、近い将来大病を患うなどして出ていってしまうということです。もしもそうなったら、葬儀には100,000,000ジンバブエドルくらい包んでノリノリで参列すればいいじゃないですか。カルマを信じましょう。


They suck at their job, but they are very good at gaming the system......The game is theirs as long as they have a doctor's note.