Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

外国人との会話を盛り上げる鍵は、実は固有名詞だと思う(2)

 
ベースで働いていた頃、アメリカ人のお客さんと仲良くなると出身地の話になりました。私の田舎なんて言ってもわかんないだろうなぁと思いつつ言ってみると、やっぱりみんなわかんない(涙)。だけどそこで会話はしぼまないのです。

Where are you  from originally?と聞き返すことで「ちーん♪終了」となることを防げます。

I'm originally from New Jersey. と言われて「そうなんですか!」と明るく反応したら、行ったことあるの?と嬉しそうに聞かれました。
「行ったことはありませんが、先日見た映画の舞台がニュージャージーでした」と答えると、そこから会話は広がるのです。
私が見た映画は、「あんたそりゃうまくできすぎですぜ」とつっこみたくなるロマンス映画 "Just Wright"でした。主人公がラティファ様じゃなかったら最後まで見ていられなかったと思います・・・。「水戸黄門」の脚本家もびっくりっていうくらいのご都合主義ですが、やっぱりクィーン・ラティファは好きだなぁと思いました。



話が脱線してしまいました。

そこからまだ見ぬ地・ニュージャージーについての会話で盛り上がりました。一度も行ったことがなくても、楽しめますよ。
例えば映画「ステイ・フレンズ [DVD]」(アマゾンでレビュー書きました)で見たシーンで印象に残っているものがありました。



ウッディ・ハレルソンが演じる男性が勤務先のニューヨークから、自宅のあるニュージャージーにボートで帰っていくシーンです。
いいなぁと思ったんですよね。通勤と聞くと、どうしても電車の通勤地獄を連想してしまう日本人の私にとって、州をまたいでボートで通勤するのはなんかこう、気楽でいいなぁと思えたのです。

そう思ったことを率直に伝えたところ、そのお客さんは距離感のよくわかってない私にこう説明してくれました。

「ニュージャージーといっても場所によるんだけど、そこからニューヨークに通勤するのは、時間的には横須賀から都内に通勤するのとそんなに変わらなかったりするんだ」

日本の地名=固有名詞が出てきたことで、より明確なイメージがわきました。ニューヨークを東京に例えると、お隣のニュージャージーは埼玉、千葉って感じなのかなぁって。

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