Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

米軍基地でも、日本社会での社会経験は役に立ちます


私も下の画像の女性のように通勤していた時代がありました。家に辿り着く頃にはもうぼろ雑巾状態で、夫も既に夕食を一人で勝手に済ませてくれていたため、自分だけで夕食を食べるのも面倒だったあの頃。横須賀基地で働くようになって朝の通勤ラッシュとはおさらばしたのと同時に、日本人社会特有のくだらなさや面倒くささともおさらばしました。

 

http://www.flickr.com/photos/16493883@N00/2588516258

photo by sekihan

 だけど日系企業という組織の中で学んだことは、米軍基地の中でも無駄にはなりませんでした。

「英語には敬語がなくて楽でしょ?」→あります。だから米軍基地で働き始めたからといってなんでもかんでもざっくばらんでよいと思ってはいけません

日本語ほど細かい決まりはないにしろ、英語にもやはりカジュアル、フォーマルはあります。

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例えば従業員同士でやりとりしているとしましょう。

「忘れ物の問い合わせなんだけど、今○○の窓口に男性のお客様がいらっしゃっていますが、iPhoneをお探しです。ケースはライムグリーンでおとといxxに忘れていかれたとのこと。届出はありますか?」と、例えば内線で話しますよね。
この時に「男性のお客様」のところでthe guyと言ってしまうか、ちゃんとthe gentlemanといえるかって、英語力とは無関係でむしろ私は社会常識だと思うのです。
内線=身内しか聞いてないからいいだろっていう日本人は、おそらく日系企業勤務時代もお客様に対して失礼天然し放題だったのではないでしょうか。
万が一お客様に聞こえていた場合のことを考える。こういう感覚や想像力は、日本社会で社会人として養なったものの延長線上にあると私は思います。

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社会人生活が思うようにいかない理由を、日本社会という環境だけのせいにしていませんか?

自己紹介記事やツイッターの自己紹介文にも書いている通り、日本社会で無駄に長い社会人生活を過ごして、いつも息苦しくて、その結果逃げ込んだところが米軍基地でした。
だけど日本社会でうまくいかない理由が、環境だけではなく自分自身にもある場合、米軍基地に来ても結局同じことです。人に好かれない理由が自分の性格にある場合、環境を変えても結果は同じですよね。
「思い切って会社辞めてみた!これからはウェブで稼ぐよ!」と言っても、実社会で嫌われていた人がウェブで継続的に稼ぐことはできるのでしょうか?

実生活でも人に嫌われるようなことをしている人は、オンラインでも他の人に嫌われるようなことを平気でやります。広告収入を稼ぐには、まずは集客です。膨大なページビューが必要ですが、嫌われ者はアクセスを集めるための手段を選ばないでしょう。そして嫌われる。 そういうサイトは検索エンジンに高く評価してもらえません。時間と労力をかけるだけ無駄です。 


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