Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

恋を終わらせようと思って自虐的なシモネタに走ったら逆効果だった

 

  • お食事中の方はご遠慮ください
  • 本記事は「淑女は決してこういうことをしてはいけない」というメッセージを含む記事でもあります


お互い既婚者だから、相手に魅力を感じていても職場での擬似恋愛=気晴らし程度、美容に効く程度にとどめておくのがいい。とどめておくことが難しくなってきたら「まずいな・・・」と思ってしまう。

戯れの恋が戯れで済むうちに終止符を打ちたい。

そう、まずいなと感じ始めた私は、イケメンアメリカ人上司・ライアンとの擬似恋愛を終わらせる方法を思いつきました。チャンスは突然やってきたのです。

「ホステスは、離席するなら誰か代わりにおいてから離席しろ」のひとことで、思いついたあるアイデア

http://www.flickr.com/photos/19251296@N00/10311249205

photo by Susan NYC


ホステスといえば、店の入り口でにこやかにお客に挨拶しているだけの簡単な仕事だと勘違いされがちですが、実は色々細々とした業務を兼務させられていて、雑用も結構多いのです。
その雑用の一つを済ませるために彼女が席を少しはずしていたところに、顧客満足を第一に考えるマネジャー・マットがやってきたのです。そして「なぜ店の顔であるべきホステスがこんな長時間フロントデスクを不在にしているんだ!」と言い出しました。それ以来離席する時は必ず誰かを代わりに立たせることになりました。その代りの人間に業務が務まるかどうかはおかまいなしですから、ただの人形と同じようなものです。それでもいいから断たせておくように、というわけなのですが、マットの言っていることはあまり現実的ではありませんでした。
お客様を待たせたくないのなら、フロントデスクが抱えている庶務を他のスタッフにまかせて、フロント業務に専念させるべきなのです。
なのに庶務もこなせ、デスクは空けるな、というのですから、困ったおっさんだねとホステス達で話していました。
だけど私達は「はいはい、わかりました」と黙って聞いている女達ではありませんでした。私はこの機会に、マットへの小さな反抗と、そしてライアンの私に対する恋心を瞬間冷却するということを同時にやってしまう方法を思いつきました。


これでこの擬似恋愛が終わる。
そう思いました。

これでこの擬似恋愛が終わる・・・はずだった


ある日ホステスの一人が、フロントデスクから幹部のオフィスに電話してこういいました。

「誰もフロントデスクに立ってくれる人がいないのですが、トイレに行っていいですか?もう膀胱がぱんぱんで・・・・」

電話を取ったのはマットの右腕であったライアン(マットと従業員達の間のクッションになってくれていた)でしたが、ホステスがふて腐れてわざわざトイレに行く許可をとるために電話していることにすぐに気づき「もちろん行っていいよ!」と即答しました。
この話を彼女から聞いた私は、チャンス到来だと思いました。

ある日ライアンがフロントデスクに顔を出したので、ふて腐れたふりをして彼に思い切ってこういいました。

"Can you cover the front desk so that I can go take a massive dump?"
「おっきいう○こをしてきたいのでフロントデスクをちょっと見ててくれない?」

ライアンは私の想像通りのリアクションをしました。

かちーんと固まり、一瞬自分が何を聞かされたのかわかっていないようでした。そして次の瞬間、耳をふさぐ真似をしてこういいながら立ち去りました。

"It wasn't me. Don't take it out on me....don't take it out on me!!!! Why are you guys ganging up on me!?"
「(ホステスはいかなる場合でもフロントデスクを空けるべきではないというルールは)僕が言い出したことじゃないんだ。僕に八つ当たりしないでくれ・・・僕に八つ当たりしないでくれ!!!!なんでホステス達は寄ってたかって僕をいじめるんだ!?」


もちろんこれはライアンの冗談ですよ。

彼が立ち去る姿を見ながら、こういう下品な話し方をする女が自分のcrushだったということを、今頃後悔しているんだろうなぁと思っていました。
ああ、終わった、と。

ところがこれが逆効果だったのです。

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人間はやはりギャップに弱い

"Well, I didn't see that coming."
「まさかああいう風に来るとは思わなかったよ」

"Didn't see what coming?"
「どう来るとは思わなかったの?」

"You know what I'm talking about."
「何のことを言っているのかわかっているんだろ?」

"Yes...and I have another line saved, but I'm using it on Tom. And just in case I lose my job over it....it was great working with you, Ryan."
「ええ・・・そして暴言をもう一つとってあるんだけど、それはマットに対して使うの。そしてそのことが原因で仕事を失うことになるかもしれないから(今のうちに言っておくけど)・・・あなたと働けてとてもよかった、ライアン」

"Don't worry. You'll be protected."
「(仕事のことは)心配するな。君は守られるから」

「マットが何といおうと僕が君を守るから」とは言いませんでしたが、その日以来私がマットに絡むと「まあまあマリア」とフォローに入ってくれるのもライアンの仕事になりました。

"You make me feel alive."

好みの女がシモネタをかますのを聞いて「生きてる」って実感できるの?

いいえ、そうではありませんよ。シリーズ6に続きます。


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