メイクに30分も時間をかけるのは平たい顔族だけだろうと思っていた私。ところがもともと彫りが深いが美女達も、しっかりメイクしているのです。強調する陰影がアジアンよりもはっきりしているからこそ、メイクのしがいがあるともいえます。
それに顔立ちがはっきりしている人種は、平たい顔族よりも目の下のくまが目立ちますから、カバーアップも必要でしょう。
過去記事にも搭乗しているスラブ系美女のコスメポーチの中身を見せてもらいました。
登場記事:米兵と結婚してうまく行っている女性達が持っているもの - Inside the gate
中身はフェイスパウダー、コンシーラー、アイライナー、リップライナー、眉下用ハイライト、頬骨周辺・Cゾーンに乗せるハイライト、コントゥアリング(シェイディング)、アイシャドウパレット。
彼女の高貴な顔立ちを引き立てているのは、これらのアイテムなのです。
Contouringとは
最近contouring(コントゥアリング)という言葉をよく耳にすると思いますが、ハイライトとは逆に、影となる部分を強調することです。日本人が使うメイクアップ用語だと、シェイディングが最も近いです。
「もはやアジアンじゃないね」「彼女はアジアンじゃないでしょう。ネイティブアメリカンでしょう」というコメントが見かけられます。
このモデルさんがアジア系アメリカ人なのかどうかは知りませんが、やはりアジアン(特に東アジア)は彫りの深い顔立ちの人種と違い、もともとあるものを引き立てるわけではなく、「ないものを作り出す」ように見えてしまうため、無理をしているように見えてしまうのでしょうか。
モンゴロイド顔でもアイホール(crease)を見つける方法
読者の方から教えていただいたEmily Quakさんというマレーシア人女性のテュートリアル・ビデオ。凹凸があまりないモンゴロイド顔でもアイホール(crease)を見つけて、そこに影をつける方法を教えてくれています。
どうやるかというと、まずは頭を少し後ろに傾けた状態で目線を下に下げる。
眼球が下に動きましたよね。
そしたら小さなくぼみが出現するはずなので、そこがあなたのアイホール、ということです。あるいは鉛筆の後ろ側などでまぶたを押すと、眼球が埋まっているラインがわかりやすくなるので、それで探し出すこともできます。
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腫れぼったい目の人、一重・奥二重瞼の人(hooded eyes)
モンゴロイド顔の中でもhooded eyes(瞼の皮膚が重く垂れ下がっているような目=ぱっちりしていない目、重そうな目)の人は、上記のやり方ではなく、鏡をまっすぐに見て、まぶたが上がっている状態で一重、あるいは奥二重のラインのすぐ上に影をつけます。
白人にもhooded eyesが存在する
やはり来ましたね、ジェニファー・ローレンス。雰囲気美人のブレイク・ライブリーもいます。共通点を見ていると「つけ睫毛が最も力を発揮する顔」。ミスUSAになれるタイプの顔=誰から見ても可愛い・美人ではないけれど、個性としてうまく活かすとこうなるんですね。日本人の芸能人なら黒木メイサさんや多部未華子さんがこのタイプ。
Hooded eyes 欧州諸国の美女代表といえば・・・
元祖スーパーモデルのクラウディア・シファーさん(独)。そして
グラビアモデルのマヌエラ・アルクーリさん(伊)。
お二人ともおそらくすっぴんだとすごく目が小さいはずですが、メイクの力でこんな風にhooded eyesを魅力的に見せています。
まとめ
自然な陰影であれば、平たい顔というキャンパスの上でも変に浮きません。ベースやどぶ板通りでは、以前ほどではないにしろ、時々化け物みたいなメイクをした日本人女性を見かけますが、無理に陰影をつけた結果という作品でしょう。
また一 重瞼というとsingle eyelidといいたくなりますが、二重瞼が標準装備の人種の人にsingle/doubleと言っても通じないんですよね。だから一重瞼といい たければ、hooded eyes(二重になるはずだった場所に皮膚がかぶさってしまっていて、瞼のラインが見えない) と言った方が通じます。
はっきりとした顔立ち、華やかな顔立ちとなると、どうしても日本人は後手に回ってしまいますが、雰囲気美人の道は閉ざされていませんので、そちらで頑張りましょう。
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