映画「ビューティーショップ」からご紹介します。
主人公ジーナが暮らすゲットーでの光景。
少年はヒップホップビデオのリリースを考えていて、そのプロモーションビデオに使えるような大きなお尻の映像を探してうろうろしています。
そこでジーナの娘を見かけて「俺のビデオに出ない?」と声をかけるのですが、育ちのよいジーナの娘は「いやよ。どうせフィッシュネットとか着させられるんでしょ」と断ります。
すると・・・
少年:You ain't gotta wear no fishnet.You can just wear a T-shirt as long as you don't mind getting wet. What's that you listen to?
「フィッシュネットは着なくていいよ。濡れても構わないならTシャツでいいんだ。何を聴いているの?」
ジーナの娘:Bach. 「バッハ」
少年:You listen to Pac, too?! 「君もパック(2Pac)を聴くの?!」
ジーナの娘:Bach. As in Johan Sebastian Bach. Classical composer.
「バッハです。ヨハン・セバスティアン・バッハのバッハよ。クラシックの作曲家」
少年:Yeah, he's the one that looks like the old dude on the oatmeal box, right? 「ああ、オートミールの箱に描かれているおっさんみたいなやつか」
確かに似てる。
ain't....no......
これはゲットー限定ではないのですが、否定を強調したくて且つ親しい者同士の間でよく使われます。
ゲットーな話し方に興味がある方におすすめの映画 "Beauty Shop"
この映画に出てくる女性達の話し方、字幕なしだとほとんどわかりませんでした。字幕をオンにしてやっとついていけた。そして郷に入ったら郷に従え。ゲットーに入ったら、彼女達の話す英語が標準英語。
ISISやCLUB US, CLUB54の常連の日本人女性達は、おそらくこういう風に英語がしゃべりたいんだろうな。でも付け焼刃じゃすぐにばれるしダサい。
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