Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

休日を過ごす自衛隊員を見ていると疲れる理由


私が勤めていた施設には、自衛隊員も時々来店しました。土・日は家族連れも見かけましたが、休日を過ごす彼らを見ているとこちらが疲れるのです。その理由は、隊員達は休日も自衛隊員内の上下関係から解放されないから。本当に自衛隊って上下関係が厳しいんですね。

会話が聞こえてこなくても、見ているだけでどちらが下なのかわかる

休日に京急線に乗っていると、自由時間を過ごす自衛隊員達の団体と一緒になることがよくあります。混雑した電車の中では彼らのすぐ隣に立つこともありますから、会話の内容が当然聞こえてきますし、それを聞いていれば彼らの中での上下関係がすぐにわかります。休みの日なのに先輩に気を遣うのって疲れるだろうなぁなんて思うのですが、私がベースで働いていた頃見たのはそれよりひどかったです。

後輩と先輩同士、それぞれが自分の家族を伴って食事をしている様子を見ていたのですが、まず後輩の隊員の気配りが見ていて辛いのです。彼らの気配りは合コンで自分を「気遣いのできる女」に見せようとして張り切る女達の100倍自然でした。

ああ、ああいう女の子達は自然じゃ意味ないのか。わかりやすいパフォーマンスにする必要があるんですものね(笑)。
話を自衛隊員に戻すと、後輩隊員達は、自分も食べつつテーブルは散らかっていないか、先輩のグラス/ボトルの空き具合はどうか、など常にチェックして、先輩に視線を向けてきちんと相槌をうなづきながらも、手はしっかり動かしているのです。
後輩隊員のそういう姿を見ていると、私の仕事ではないけれど「私があなたのテーブルの世話をするから、あなたもゆっくり食べて楽しんでください」と言いたくなりました。だってあれじゃあ休日にただ働きさせられているようなものなんですからね。

自分が通ってきた道を歩く後輩達を見て、先輩達は何を思う?

自分に後輩ができたら、ついに自分もあれこれやってもらう立場になりますよね。そうやって色々気を遣ってもらって、自分は心から安らげるのでしょうか?
「気を遣わせているなぁ」と感じた時点で疲れないのかな。自分も後輩の立場で大変だった頃を思い出して、なんだか気が休まらなさそうな気がします。私なら。
自分が通った道だからこそ、そこを今まさに歩いている後輩達の気持ちがわかると思うんですよ。そしてそういうものはどこかで絶ちきらないとずっと負の連鎖のように続いていきますよね。それともこれも日本人が重んじるべき伝統の一つなのでしょうか?
こういう上下関係が自衛隊員の妻達のおつきあいにもそのままついてくるわけですよね。面倒くさいだろうなぁ。


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