Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

commitできないのではなく、commitしたい相手がいないだけ

アメリカ人男性(CIV)に日本人女性が宙ぶらりんにされる理由 - Inside the gate

でも書きましたが、日本人女性を生かさず殺さず自分に都合よくキープするアメリカ人男性はいます。

  1. "Are you seeing someone else?"
  2. "Will you be my girlfriend?"
  3. "You're the one."

というステップを踏んでステディな関係を築き上げることから逃げる男達・・・commitできない男達です。だけどそういう男性達も大海原で「これぞ!」という魚を見つけて釣り上げればcommitします。
今回はダンディー(死語か?)なアメリカ人男性のケースを例にしていきますね。

一緒に旅行に行っても「ガールフレンドじゃない」はありえる

Bali, Indonesia

このダンディーなアメリカ人男性をマットさんとしましょう。
マットさんはバツ1子持ち・中年のイケメンで体もよし。そこらへんの若者が束になってもかなわない色気もありました。ところがこのマットさんが連れていた日本人女性は、お世辞にも美人とはいえず、周囲は
「これがインナービューティーってやつか・・・」
「インナーっていっても、性格というよりは、多分うんと奥がいいんだよ。おそらく相当tightなのだろう」
などと下世話な憶測をして楽しんでいました。二人が一緒にいる姿は、やはりしっくりこない。ところがマットさんはこの不美人な女性を「ガールフレンドではないよ」と言ってのけたのです。旅行にまで一緒に行っているのに。それでもガールフレンドじゃないの?それってあり?

ありえます。

バツ1になった気楽さもあるけれど、それと同時にHomeを失ったことによる喪失感が、マットさんにあったはずです。寂しくてどうしようもない時に、やはり人肌が猛烈に恋しくなったりしますし、男性の場合生理的にどうしようもできないものもあります。仕事が休みの日には、せっかく異国にいることだしどこかに出かけたいと思うでしょう。そういう時に日本人女性はガイド代わりにも便利だし、キープしておきたいという気持ちも理解できます。
マットさんがこの不美人でぱっとしない女友達&その親を連れて、カミサリーで買い物している姿を見かけることも時々ありました。親にも紹介されているということは、マットさんもそろそろ年貢の納め時かと思いきや・・・

当分結婚せずに済みそうな相手と、自分に都合の良いライトな関係でい続けることの難しさ

マットさんがこの地味な女性を「あいまいな関係でいさせてくれる女友達」に選んだ理由はよくわかりませんが、私の想像だと彼女が子持ちだったからだと思うのです。子供が既にいるバツ1の女性なら、子作りを急ぎたいから早く結婚したいという人生設計もなさそうだし、またちゃんと自分の子供を中心に考えている女性ならば、まさか外国人の自分とそう簡単に再婚しようなどと思わない、と踏んだからじゃないかなぁ。だから残りの人生をこの人と過ごしたいと思えるような女性と出会うまでのつなぎ要員として、曖昧な関係を続けることができると思っていた。
だけど相手が親を出して囲い込みに入ってきたから「そろそろ逃げないとこのまま追い込まれてしまう」と思って、新たな女に乗り換えたのでしょう。そう、マットは新たな女に乗り換えたのです。
ただし今度はちゃんとガールフレンドと呼びました。だけど彼女もいまいちで、マットのセックスアピールとは到底釣り合わない人。おそらくこの彼女も、マットにとって都合の良い条件=すぐに結婚しなくても済みそうな環境を持っていたのでしょう。それでもマットは、彼女の画像をフェイスブックで公開することはありませんでした。そこらへんは徹底していましたね。
友人達が「なぜおまえはいつも一人で映っているんだ?」「誰が撮っているんだ?」とコメントしても、マットはうまくはがらかすだけ・・・。

Commitment

「この女性は、彼にとって今までの女性とは違う」というケミストリーが感じられる関係

この彼女としばらくつきあったのち、彼は現在の再婚相手と出会いました。それでもガールフレンドを何の前ぶれもなくポイ捨てすることはありませんでした。お別れしたいというサインを小出しにして、相手に心の準備をさせてからきっぱり別れたのです。別れの予感はダメージを小さくしてくれますから。
マットが再婚に踏み切った日本人女性は、ちょっと日本人離れしている人でした。高い声できゃーきゃー話さないし、彼女の周りだけ時間がゆったりと流れている、優雅な女性。しかも今までのマットの周りにいた女性との最大の違いは・・・マットと並んで釣り合う外見!美しくて色っぽいのです。
そしてなんといっても決定打は「彼女なら子供を作らせられなくて済む」ということだったんじゃないかな、と私は思います(年齢的に出産のリスクが高かった)。
マットは「年齢的にも、また子育てを一からやる元気はもはやない。I'm done.あとはもうリタイアメントを楽しみたい」と言っていました。
リタイアメントを2倍楽しくしてくれつつ、心穏やかに暮らしていけそうな女性で、またその女性が美しく、しかも別れた妻との間にいる子供に紹介する時に、色気を封じ込めて親しみやすい装いをしてくれるような品と賢さのある女性=自分にとってメリットが大きい女性だったら・・・そりゃさっさと捕まえますよね。

 

間違いだらけの婚活にサヨナラ!


このように男性が「やっと見つけた」という相手と一緒にいると、やはりしっくりくるせいか、それなりのケミストリー(化学反応)が周囲の人間にも感じられるものです。「あ、今回の女性はなんか違うなぁ」って、ほんわかと。つなぎの女性達とマットとの間では起こり得なかったケミストリーが、ちゃんと感じられるのです。やはり気は存在するのだと思いました。

【極論】結婚相手以外はつなぎの女で何が悪い?

 マットのような男性は日本人女性から見たら不誠実だし自己中心的でしょう。だけどよほどモテない人達を除き、マットのようなやり方はアメリカ人にとってごくあたりまえです。男性だけでなく、女性にとっても。

There are plenty of other fish in the sea.
Date as many as you can/want to and find the best one.

「この人だ!」と思えないような女性に義理や情に縛られて将来を中途半端に約束して、自らに足枷をつけるようなこと=無駄にcommitすることを、イケメン達は好みません。足枷をつけられないよう/うっかり自らつけてしまわぬよう、彼らは伝えるべきことはちゃんと伝えます。

"I need to make myself clear, but..."

「はっきりさせておきたいことがあるんだけど・・・」
"I like you, but..."
「君のことは好きだよ、だけど・・・」

こういう気まずいやりとりをきちんとできるのが大人の男女だと思いますが、日本人にとっては「だったらなんでつきあっているの?」と不思議ですよね。でもここがカップル社会・アメリカとの違いなのかなと思います。
ありとあらゆるところでカップル単位での参加が基準とされている社会で生きる人たちにとって、plus oneがいることは重要なのです。一人で参加してloserに見えるくらいなら不参加、という人達ですから。たとえ日本で暮らしていても、横須賀基地内で働いている限り、パーティーやセレモニーなどはやはりデート同伴がデフォルトですからね。それを考えると日本社会はお一人様に優しいと思います。2年くらい恋人がいない、という大人が珍しくないのも、この居心地の良さが原因でしょう。

 横須賀基地の独身貴族の中で目が離せない男性 - Inside the gateという記事で登場したイケメン独身貴族アンドリューだってそうです。先日もまた違う女性と一緒にいるところを見ましたが、「付き合い始めてしまったからもうしようがない」と言ってたいして好きでもない女性と付き合い続けるようなことは、モテ男はしません。女性はいくらでもいるのですから。でもこのアンドリューも、これぞ!という女性と出会ったらわりとさっさと結婚すると思いますね。

 

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