Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

Honchで出会いを求めない方がよい理由(2)


若い黒人達が集まるclub usやISISの事情しか知らないうえで書いている記事だということをご了承ください。

The Honchは「非日常の世界」と感じられる程度でやめておいた方が楽しい

まとも、あるいはそれ以上のアメリカ人達が集まるダイニング&バー、Di PUNTOに行ってあらためて感じたことです。ここ=The Honch(どぶ板通りを中心とした繁華街)の住人になる前に距離を置いた方がよいです。「あの女よく見かけるよね」と言われるようになる前に卒業しましょう。「The Honchが私のホーム」なのではなく、観光客気分でふらっと訪れるくらいで・・・・。

 


私がCLUB USに潜入した時に、私をそこに連れて行ってくれた女性の知り合い(男性)がいました。その男性はほぼ毎週来ているそうで、「あれ?あの日本人の女、ISISでも見たよな」という女とも挨拶していました。ぶらぱん様達にとってのbar hoppingの定番コースは、おそらくISIS >> CLUB US>>Istanbulでhookah吸って〆、なのでしょうね。まあhookahを吸うところまで行く前にお持ち帰りするのがゴールなのでしょうけど。

f:id:usmilitarybase:20151015023005j:plain

The Honchに入り浸るのは「別に来たくて日本に来たわけじゃないし」「自分で日本を選んだけど、お金のため」というアメリカ人がほとんど

何が言いたいかというと、若い黒人が集まるバーやクラブは常連がほとんどなのです。「今日もThe Honchで飲んでちょっと酔っ払って帰ろうぜ」という若い男の子達ばかり。いつもそこで満足しているんですよ。
The Honchって彼らにとってはとても便利。ベースから近いから泥酔しても01:00AMの門限ぎりぎりにメインゲートに戻ってこれます。そしてなんといっても彼らはThe Honchの外=日本人がいる場所=普通の日本=日本文化や日本人との交流に興味がないのです。
「日本に駐屯中にこの国のいろんなところを見てみたい」と思っている人なんていませんよ。駐屯先が日本になっちゃったから、しようがなく日本にいる、という感じ。あるいは諸手当が日本だとすごくいいから、という金銭的な理由だけで日本を選んだ人なんかもこれ。「やっぱりアメリカがいいよな。食べ物も何もかも。帰るまでの暇つぶしは日本語が喋れなくても不自由しないThe Honchでいいよ」ということ。

 

f:id:usmilitarybase:20151016115508j:plain


日本にいる間に京都に行って、はるか昔の日本の都の姿を見に行きたい!という人達ではありません。そういうことに使うお金があるのなら、その分The Honchや六本木で飲んで、腹が減ったらウィングを買ってバラック(兵舎)に持って帰って、胃袋を満たして眠りにつく・・・それでいいよ、というタイプ。
私をCLUB USに連れて行ってくれた女性も、これらのバーの常連ですが、日本に来て二年が経つけれど日本語はひとことも喋れません。興味がないから。私に対してはとてもいい人だけど(気に入られている理由は後日投稿します→投稿しました)、多分日本人を人間扱いしていないと思います。差別ではありませんよ。
なんていうか、「アジアンは自分とは何もかもが違いすぎて、違う生物に見えてしまう」というタイプの人。もうこればっかりはしようがないと思うんですよ。ちなみにこれはランクも人種も関係ありません。ランクが低かろうが高かろうが、人種がなんであろうがこういう人は存在します。逆にDi PUNTOに集まるアメリカ人達は異文化に興味を持っていそうな人、日本人・日本文化に歩み寄ってくれている感じのアメリカ人達が多かったです。だからこそ彼らはThe Honchにはいたくないのでしょう。

ホスト国日本に対し、興味も敬意もない若者達が集まる場所、それがThe Honch。アメリカに帰れるまでの時間を潰す場所。だからこそ日本人にとってはAmerican vibeを感じられる場所でもあり、真剣な出会いは求めない方がいい場所。それとも砂金採りしてみます?毎週末のようにどぶ板にくりだすのもいいけれど、女があそこで年をとるのはつらいと思います。


関連記事