Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

【横須賀基地】日・米・比の三か国 みっともない客が一番多いのは

横須賀基地に出入りするのは日本人、アメリカ人、そしてフィリピン人がほとんどですが、一番みっともない客が多い国はどこでしょう?
筆者自身の基地での接客経験をもとに、そして現在も接客業に就いている友人達から話を聞くと





(・・・・・・ドラムロール・・・・・・・)

 

 

 

 

Japan

Japan.....です。

これは残念ながら満場一致でした。ただし日本人の中でも限られた人達ではあります。

米軍基地の飲食店を一瞬にして**屋に変えてしまうマジックワード

日本人女性の団体のここが恥ずかしい(2) - Inside the gateという記事でも書いたのですが、横須賀基地内のアメリカンなダイニングやバーを一瞬にして居酒屋風(しかもチェーン店)にしてしまうマジック・ワードが存在します。それは・・・・

 

おにいさーーーーーん/おねえさーーーーーん


です。
先日ベース内のある飲食店のバーで夫と飲んでいたら、こんな声が聞こえてきました。
「おにいさーーん、ビールまだぁ?」
男性客の声でした・・・。反応した日本人の店員さんの顔、ひきつってましたよ。やっぱりちょっと見ていて恥ずかしいですよ。ベース内の飲食店はアメリカンスタイルです。そこは米軍関係者とその家族達が、ベースの外で遭遇する言語の壁を中心とした異文化の中での特有の苦労から解放され、ゆっくりと食事やお酒を楽しむ場所です。その雰囲気を大声で乾杯したりして壊さないことは大切です。そういうことがやりたいなら、日本人はベースの外にもいくらだって選択肢があるのに、なぜわざわざベースの中でやって雰囲気を壊すのでしょうか。
それから日本人客の中に多いのが「こっちは金を払ってるんだからそれくらいやれよ」という態度。「お客様は神様です」をベースでも貫こうとする人達です(それでいてチップを残していかなかったらびっくりですよね)。
こういう人達ってきっとオーダーする準備ができたら「すみませーん」と大きな声で店員さんを呼ぶタイプでしょう(これはやらないでください)。ベースで接客業に就いている日本人は、自分達が客として他の施設に行く場合に絶対こういうことはしないので、消去法で行くとMLCか外部からのゲストになりますが、どちらにせよみっともないです。

店員=下僕くらいに思っているのではないか

こういう日本人の団体に比べるとアメリカ人やフィリピン人は、店員=ただの職業であって、店員だから人間として自分たちより下みたいな接し方はしてきません。
彼らの中にも時々ひどい人はいますが、日本人客ほど気が大きくなっちゃう客は見かけません。
で、こういう従業員達とは一線をかくしているというか、同じ基地の中にいながらにして別世界に身を置く日本人従業員がこういう人ってことです。変な人達に足を引っ張られないような高いところまで行くと、インターナショナルな感覚を持った日本人従業員と一緒に働けるのかもしれませんよ。


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