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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

ないケツは振れぬ

 横須賀基地内で勤務していた頃、メンヘラアメリカンDさんと一緒にシフトに入っていたある晩のことです。
船も出てしまってスローな夜でしたから、二人で暇だねえと話していました。そこで二人で何か面白いことをやろうという話になったのです。
じゃあものまねを、という話になり、私は当時苦手意識を感じ始めていた若い黒人女性達の物まねをしました。
彼女達の多くはとても態度がきついため、話し方や仕草はとても特徴的ですから、真似しやすかったのです。それを見たDさんが爆笑し、Dさんも同じものまねをしたのですが、やっぱり彼女の方がうまかった・・・。Dさんは白人なのですが、異人種から客観的にみた黒人女性というものを演じるのがうまいのです。

そこで調子づいたDさんに私はこう頼みました。

「Twerkしてみてよ」

 

twerkingは黒人女性達の専売特許みたいなもので、挑発的にヒップを振ることなのですが、これを言われたDさんはこういいました。

"I don't have a butt to twerk!"
「振るケツがない!」

白人女性のヒップはその平たさからpancakeとからかわれるほどですが、Dさんのヒップも例に漏れず扁平でまったくボリュームがありませんでした。ですから振ってみようにも「振り甲斐のないお尻」なのです。

マイリーのtwerking。黒人達の目には挑発的に映ったのか、あるいはただ滑稽に映ったのか

ところが白人女性でも堂々とtwerkしたのが上の動画のマイリー・サイラス。これは多くの子供達も視聴してしまったそうです。動画を見ると、ウィル・スミス一家のリアクションがすごいですね(笑)。
これが白人女性のヒップ=平たいという自虐ネタに走った結果なのかは知りませんが、このパフォーマンスの後、SNSではマイリーの小さなお尻をからかって、こんなハッシュタグが拡散されたそうです。


#MILEYSASSSMALLERTHAN

「マイリーのお尻は・・・・より小さい」

小尻至上主義国・日本だったら「・・・より小さい」は褒め言葉ですが、そもそもtwerkingは振ったらぶるぶると惰性で動く程度のボリュームがあってこそ成り立つパフォーマンスです。マイリーのサイズでやったから騒ぎになってしまいましたね。


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