東京オリンピック開催で海外からの観光客を受け入れるにあたり、懸念されているのがヌーハラ(スメハラとかヌーハラとか、なんでもハラつけりゃいいってもんじゃないんですけどね)。
せっかく来日してくれた外国人が、日本人がたてるあの麺をすするズズズズという音を聞いたら不快な思いをするため、対策をとった方がよいのか?ということが話題になりました。
ここは日本 堂々と啜ろう
米兵達はラーメンをすすって食べられるの? - Inside the gate という記事でも書いたように、米兵達もすすって食べるし、周囲の音も気にならないのです。
この米兵とは別のナウでヤングな米兵にインタビューしてみました。
"In the States, you're not allowed to make noises at a nice establishment.
Even at home, parents will ask children how their day was and have a small conversation and that's it. We don't make noises."
「合衆国では、きちんとした場所だと(食べたり飲んだりする時に)音を立てることは許されないよ。家庭ですら親は子供達にどんな一日だったか聞いてそれからちょっと雑談をしておしまい。音はたてない」
(例えばスパゲティを食べるのにすすって音を立てるのはもってのほか)
"But here in Japan, I can just enjoy eating something so tasty without worrying about making noises or how I look holding a bowl up to enjoy the soup. Also it's so hard not to make noises when you eat noodles."
「だけどここ日本では、音をたてないように、あるいはスープを飲み切るために器を持ち上げる自分はどんな風に見えるのだろうと心配することなく、とても美味しいものを食べることが楽しめる。それから麺を食べるのに音を立てないということは難しいことだよ」(※アメリカのテーブルマナーでは、器やお皿を持ち上げて食べることはみっともないこととされています)
日本だからこそ堂々とやることが許されること。もうそれでいいじゃないですか。他の国に旅行に行った日本人観光客が、ずずずずぅっと音をたてて、地元の常連客に不快な思いをさせるのはマナー違反ですが、日本だったらいいんじゃないんですかね。それがどうしても嫌な観光客は、ラーメン屋に入らなければいいだけです。
ただしこのお話をしてくれた青年は、親日家です。軍のオーダーが出て横須賀駐屯が決まった時大喜びしたくらい。だから彼の考えが、その他大勢の外国人の感じ方と同じであるとは言えません・・・。
そしてこの青年は他にも日本食について色々お話してくれました。
回転寿司はジョークだと思っていた
”I thought it was a futuristic thing."
「(回転ずしが)未来に存在する、革新的なものだと思っていた」
来日する前、漫画か何かで回転寿司を見た時冗談だと思ったそうです。だから実際に来日してはま寿司に行った時、写真を撮りまくってフェイスブックにアップしたら、やはりそれを見たお友達も驚いたんですって。
聞いた感じはおえぇっとするけど、食べてみたら意外と美味しくてはまる寿司
(画像ははま寿司のウェブサイトからお借りしました)
これは私の周りのアメリカ人の知人の間でもファンが増え続けているお寿司です。
「海苔とコーンか・・・」
最初はそんな風に戸惑うんですって。だけど食べてみてはまる!なぜなら日本のマヨネーズには特徴があるから。
"Japanese mayo is more tangy."と言っていました。つんとくるんですよ。私もこれは同感です。
ちなみにこの青年のお気に入りはコーン寿司以外ですと、まぐろとサーモン。
「少しでもましな状態のまぐろを求めて、はま寿司とスシローをはしごするんだ」
キュートだな。
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