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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

在日米軍基地内で働いていると、ついやってしまいがちなこと

 

 

お食事中の方はご遠慮ください

ベースで働いているとどうしてもやってしまうこと。それは「どうせ客は日本語がわからないだろう」という前提で、客を目の前に日本語で色々と話してしまうことです。日本語がわかるアメリカ人も時々いるため、あまりやらない方がよいのですが、周囲に気を遣うことなく堂々と話せるっていいなぁとつくづく思ったというのも正直なところ・・・。

ある晩フィリピン人の同僚とともにシフトが入っていた時のことです。
ある臭いが鼻をつきました。そしてそれは、何をどうやったらこういう臭いになってしまうのだろう、という悪臭を放っていることで知られていた日本人男性従業員の臭いでした。その男性を南部さんとします。

 

http://www.flickr.com/photos/17796222@N00/131377774

photo by YanivG



「ねえ、今一瞬南部さんの臭いがしなかった?」

私がそうたずねると、フィリピン人の同僚はふきだしました。そしてあたりを見回して、南部さんが潜んでいないかチェックしたのですが、彼の姿は見当たりませんでした。そう、南部さんは「得体の知れない悪臭」の代名詞的存在になっていたのです。
彼女の目の前に立っていたのは若い白人男性客でしたが、どうやら臭いのもとは彼のようでした。


私:南部さんの臭いって彼独特のものではなく、インターナショナルなんだね・・・。


同僚:あの臭いがする人、結構いるよね。特定の個人、人種に限らずさ。だけど何の臭いかなぁ。南部さんは見た感じで明らかに不潔ってわかるから、臭いのも理解できるけど、目の前にいるこの男の子なんて見た目は普通だよね。

こんなことを日本語で、客の目の前でやりとりする私達。もしも客が日本語が流暢なアメリカ人だったとしたら、もう完全にアウトでしょう。
またフィリピン人従業員達は客の周りだけでなく、日本人・アメリカ人従業員達の周りでも「自分達にしかわからない」話ができます。だって日本人・アメリカ人従業員の多くはタガログ語を知らないし、知っていたとしても突っ込んだ話ができるほどは知りません。
私もタガログ語はよく知りませんが、イメージとしてはいつもアンアン言っている感じ。・・・パン、・・・タン、・・・マン、・・・ヤン、・・・カンという風にangで終わる言葉が多いんですよ。

余談ですが、悪臭を放っている本人は、その臭いに鼻が慣れてしまっているせいか、まったく気にならないようです。なぜなら南部さんは、食事を従業員用休憩室でとらずに、店に出てきて食べるのです。
自分が臭いとわかっていたら、休憩室に引っ込むと思うんですよ。お客様に迷惑だから。だけどそうしないということは、もう南部さんの鼻は完全に麻痺しているのでしょう。

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