Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

横須賀中央ふらつ記(10)笛吹きのおじさん、ホームレスの人達との関わり方

何度かこのブログに登場しているHonch(どぶ板)のアーティスト・笛吹きのおじさん。先日初めて話しかけてみました。そしたら私が足音も立てずに近づいたせいなのか知りませんが、ものすごく怖がられました。

笛はもう吹かないのですか?と聞いてみた

最近あまり笛の音が聞こえてこないため、笛を吹くことをやめたのか聞いたのです。するとものすごくびくびくしながら笛を手に取り、吹き始めました。曲になっておらず、ぴぃ~ひょろろぉ~という感じで何を吹いているかわからなかったため、ありがとうございました、と伝えて曲の途中で強制終了。

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画像はおじさんの持ち物。ボウルの中で燃えるのはろうそく・・・。キャンドルじゃなくて、蝋燭と書いたほうがいい。あの仏壇やお墓用の白いやつです。
笛を吹くことをやめたわけではない、ということをおじさんは説明し続けましたが、ろれつがまわっていないというか、最初は何を喋っているのかわかりませんでした。だけど耳がだんだん慣れてきました。

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おじさんの作品です。作品のコンセプトがよくわからないのですが、創作活動が好きだそうです。

笛吹きおじさん初登場記事>>深夜のどぶ板通りに弱々しく響く笛の音 - Inside the gate

 

ブルーシートに包まれていたのはメインゲート脇に常駐するホームレスの男性?

元同僚の男性にこんな話を聞きました。その男性が勤務を終えて帰ろうとしたのは夜中の2時です。メインゲートを出ると、目の前を走る16号線にパトカーが止まっていて、歩道側に寄せられるようにして何かがブルーシートに包まれていたそうです。

「ねえ、マリアさん。警察がブルーシートをかけるってことは、死体かな?」

私達は同じことを考えていたようです。二人ともメインゲート脇でよく見かけるホームレスの男性が凍死してしまったと思ったのです。
横須賀基地に出入りしている人はご存知だと思いますが、あの大荷物の男性です。ところが数日後その男性をいつものようにメインゲート脇で見かけました。ほっ。

ホームレスの人達との関わり方

知人のアメリカ人男性は、あるホームレスに食べ物を渡したら「オカネ、オカネ」と催促されたそうです・・・。友人でアメリカ人女性ニコールさんはこう言います。
「ホームレスの人達の大半はアルコール中毒の問題を抱えているから、お金を渡してもアルコールに使われてしまって意味がない。だから食べ物を渡すべき」
フィリピン人の知り合い達もやはり食べ物を渡しているようです。