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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

貧乏臭さが染みついた財布を持ち歩くのはやめよう

よくお金が貯まる人の財布とそうでない人の財布の違いについて書かれていますよね。
後者の場合、とにかくレシートでぱんぱんにお財布が膨れ上がっているという共通点が必ず書かれています。
それを読むたびに「そんなの言われなくてもわかってるよ」と思っていました。第一そんなに膨らむまでレシートを溜め込む人っているの?くらい思っていたくらいですから。ところがベースで働いていた時に、ものすごく説得力のある財布の持ち主に出会ったのです。

Ankur's Fat Wallet

ただの小銭王とはちょっと違う、不思議な客

日本人、アメリカ人、フィリピン人を問わず、従業員達の間で不思議に思われていた女性客がいました。
この女性はテーブルでチェックを受け取るとそれをレジに持ってきます。ここまでは他のノーマルなお客様と同じなのですが(異なる点が一つありますが、それは後述)、問題はこの先です。
この女性客はいつもニコニコ現金払いだったのですが、会計に5分以上かかるのです。なぜかというと、ドルと円を合わせて支払おうとするから。

例)飲食代金が$8.05だった場合


「えぇ~っと・・・ちょっと待ってくださいね。確かここに・・・あ、4ドルはあるからぁ・・・」

(1ドル札を3枚取り出してカウンターに置く)

「いち、にぃ、さん、し」

(残りの1ドルをコインで支払いたい=コインを使い切りたいため、コインを数える)

ここでひとまずドルの部終了(ふぅ~~~・・・・・)。
残りの4.05ドルを円で支払おうとします。その日の円レートが125円だとするとあと506.26円≒505円必要なのですが、ここから先がまた長い。なるべく小さな硬貨から使いたいため、5円玉をかき集め、10円玉をかき集め・・・という感じ。だから5分以上かかるのです。毎回こんな様子です。
残念ながら彼女には、どちらか一方の通貨だけでフルで支払う力がないのです。

なんでそんなにお金がないのかわからない、というくらいお金を持っていない

普通のお客様は現金で支払う場合、テーブルに置かれたホルダー(中にチェックが入れてある)にお金を添えて持ってきます。これってあたりまえですよね。

The Rose by Natália Guerreiro

(これに現金を添える)

合計金額をテーブルで確認して、レジのところに来たらあとはそれを渡して精算してもらうだけにしておけば自分だってさっさと帰れるじゃないですか。この女性客はそれをしたことがありませんでした。
お金を用意してもってくるということを思いつかなかったのでしょうか?いいえ、多分常に持ち合わせが少ないのです。だからといって、「今日はキャッシュプアなの」というような、現金は極力持たずにカードですべての支払いを済ませるタイプでもなさそうでした。ただのプアだったのです。
彼女のお財布は、レシート(経年焼けしているものまで入っている)やポイントカードで膨れ上がり、縁はもうぼろぼろでした。彼女と出会って私は初めて「お財布の扱い方とお金の貯まり具合の関係は、切っても切り離せないものだ」と思うようになりました。長年の貧乏臭さが染みついたような財布は、その人に関する多くのことを物語ると同時に、幸せを遠ざけるのです。
大好きな小説家、山田詠美さんが「貧乏なのはいいけど、貧乏くさいのは嫌だ」とおっしゃっていましたが、貧乏と貧乏臭さのダブルパンチは、見ていて本当に切なくなるなと思いました。
ベースの従業員の給料は確かにたかが知れていたけど、それでも皆、時々外食してもちゃんと生活していけるくらいはもらっていましたから、私はこの女性客を見る度に、なぜこんなにいつも持ち合わせが少ないのだろうと思っていました。
整理整頓できていないお財布にはお金が舞い込んでこないのでしょうか?
「私が入れるスペースはないようね」と言って、お金が通り過ぎてしまうのでしょうか。

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お金が貯まらない人の行動パターンというより、もっと根の深い問題

私とこの女性客は雑談をする間柄になっていました。だって毎回5分以上かかるんだから、そりゃちょっとした世間話くらいするようにはなりますよね。すると彼女が身の上話を始めたのですが、その話を聞いた時、私は彼女のお財布の乱雑さや行動パターンは、実はお金の貯まらない人の行動パターンというよりは、もっと根深い問題なのだと思いました。
私が聞いた話の詳細は省きますが、彼女の話によると、彼女は社会的に見たら被害者の立場です。だけどこういうケースの被害者になる人って、実はつけこまれる部分がある。そしてそこにつけこんでくる人間達は、彼女のちょっとした行動を見てそのつけこみやすい性質を見抜いてしまうのです。ぼろぼろで、お札よりもレシートがたくさん入っているようなお財布のように、自分で気がつかないうちに発してしまうシグナルは怖いですね。

レシートを溜めたくなる気持ちはわかる

私もレシートは保管します。だけどお財布には溜め込みません。
とりあえずクリアファイルにぽいぽい放り込んで、1週間に一度くらいチェックします。これはもう10年以上前からやっていることですが、己を知るということに関して役立ちました。そして己を知ると無駄がなくなって、食べ物の廃棄が激減しましたからね。これはよかった。

チェック方法はシンプルで、レシートを取っておいて、廃棄したものをマーカーでハイライトします。そうすると廃棄したものの共通点が浮かび上がるので、その共通点にひっかかっているものはその後意識して買わなくなりました。


新レシート貼るだけ家計簿―計算・記入は一切不要! (主婦の友生活シリーズ) ムック


レシートがお財布に溜まっている人は、さっさと処分してお金が舞い込んでくるスペースを作りましょう。

関連ページ(途中から音がでるので注意)

www.cnbc.com

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