Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

日本社会では役に立ったけど、米軍基地ではまるで役に立たなかったこと


米軍基地でも、日本社会での社会経験は役に立ちます - Inside the gate」という記事の続きで、今日は日本社会で役に立っても、米軍基地ではほとんど役に立たなかったことについて書きます。

日本社会で評価される「女子力」はほとんど役に立たない。ユーモアのセンスの方が喜ばれる

例えば日系企業だったら、社員同士で会食をすると、テーブルの上がごちゃごちゃしてくると、空いたお皿を重ねてまとめて店員さんが片付けやすいようにするのは、女性社員ばかりですよね。それからお料理を取り分けたりするのもそう。

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photo by Matthew McVickar

だけど(といってもこれから書くことはアメリカ人達や一部の日本人達と食事をする場合です。日本人村はまた別)米軍基地で働いていると、そういうただ働きのホステスみたいなことをしても、「気の利く女」として株はあがりません。むしろ「店員かよw」って心の中で突っ込まれておしまい。
ですから日本社会で比較的女子力が高いとされている人は、日本人だけで集まって飲んだりBBQしたりしていた方が需要と供給が一致して楽しいですし、そもそも米軍基地に来ようとも思わないでしょうね(笑)。そういう女性を「家庭的」と感じてくれる日本男児達に囲まれていた方が互いに幸せです。

関連記事:日本人の飲み会やBBQに参加するとぐったり疲れる理由 - Inside the gate

米軍基地ではそういうかいがいしく動くことよりも、ユーモアのセンスの方がありがたがられます。例えば早朝、倉庫の人達(全員アメリカ人)がハードロックを大音量でかけながら作業をしているところを通って出勤する時、Good morning.と言いながらヘッドバンギングしながら淡々と通り過ぎたら大爆笑されました。まあこんな感じでね、ゆるかった。もちろん締める部分は締められていたけれど、最高でした。

私が働いていた施設の日本人村はよい意味で濃厚でした

まず私が採用されて、すぐに話しかけてきてくれた男性職員が強烈な方でした。人あたりは柔らかく「楽しい方がいいじゃん」が口癖。だけど仕事をする手は止めずにまぁ口八丁手八丁というか(笑)、彼と接しながら「この人は日系企業じゃもてあまされただろうなぁ・・・」と思いました。
米軍基地で求職する人は私のように英語が使える環境や、日本社会が無理だと感じて逃げ込んだ人間だけではありません。安定を求めてやってきた人もたくさんいます。
だからといってそういう人達が普通の日本人かというと、そうでもないようです。結局どこか日本社会で自分自身をもてあましていた部分ってあるはずなんですよ。そうじゃなきゃ安定のためだけに米軍基地なんてこないでしょう。
だから私が働いていた日本人村は、米軍基地の中でまで日本社会の面倒くさいところ(バレンタインデーとかさ・・・)を守ろうとするようなところは皆無で、楽しかったですね。飲み会もほんと楽しかった。
サービス業だとシフト制だから、普段皆で集まってゆっくり話す機会もないじゃないですか。だから皆で時々集まってわいわい騒ぐのです。もちろん嫌なやつは呼びませんでした。

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