Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

noteを投稿しました 2021年04月19日

好きになったアメリカ人男性にガールフレンドがいる場合(2) - Inside the gateという記事にマーガレット様からいただいたコメントへのお返事です。コメント欄でお返事するよりもシェアしてより多くの人にも読んでいただきたいと思います。

note.com

横須賀基地での求職が簡単だった時代

お久しぶりです。

f:id:usmilitarybase:20210404010802j:plain

横須賀基地のコマンドヒルのふもとの桜も散った頃かな?

先日以下の記事に汗かき様からこんなコメントをいただきました。

こんにちは。
大昔は楽々に入れた時代、、というのは、実際にどれぐらいなのか知っていますか?
職種で多少の違いがあると思いますが、大体、勤続年数15年以上の人等でしょうか?? 謎です、、

 

コメントをいただいた記事↓

insidethegate.hatenablog.com

筆者が知る限りでは、現在で勤続15年以上の基地従業員ならば今よりもずっっっと楽に入れたはずです。今から15年前ですと、既に就職氷河期に突入しており、日本の就職はもはや完全に買い手市場でしたから、安月給でもいいから安定を求めてベースで求職をした人も増えてきていたはずです。だけど今よりも競争率はぐっと低かったはずです。
ということは・・・就職氷河期以前の売り手市場をあえて選ばずに、ベースで働くことを選んだ人達(現時点で勤続年数25年以上)は、もしかすると売り手市場でも買い手がつかない理由のある人達が含まれているのではないか、と思いませんか??引く手数多のはずの市場で、引かれない手・・・・・。
筆者がベースで働いていて、勤続年数が長い従業員と話していると「この人はゲートの外の世界ではやっていけない/通用しない人だろうな」と感じる人がかなりいました(かくいう筆者もゲートの外の世界につかれてベースに逃げ込みましたけどね)。
もちろん真面目に職務に取り組む人達もいましたが、筆者から見ると共産主義国の人達ってこんな感じなんだろうなぁという印象を受ける人が多かったです。
「どんな風に働いても給料はもらえるんだから、ま、楽しようよ」という姿勢。客を客とも思わぬ態度というか・・・。準公務員扱いというぬるま湯の中でしか生きていけない日本人村の村民達の醸し出す独特のオーラを思い出しながら、この記事を締めくくりたいと思います。

これから横須賀基地での求職を考えている方々へのおすすめ記事

insidethegate.hatenablog.com

insidethegate.hatenablog.com

insidethegate.hatenablog.com

横須賀基地の新規感染者の内訳を見ていて感じたこと

横須賀基地の司令部の公式Facebookでこのように毎週発表される感染者数とその内訳。この記事を執筆している2021年1月5日現在、78人と発表されています。もうすぐ更新されるでしょう。

 

新規感染者内訳=海外からの到着組>>地元で感染した人  の比率が逆転した

12月30日に更新された横須賀基地の感染者数は合計で78名、そのうち新規感染者は43名。新規の内訳を見てみると:

  • コロナウイルスの症状が出たため検査をしたところ陽性 9名
  • 既に陽性と判定された人物の接触者調査で発見 27名
  • 日本政府雇用の従業員 3名
  • 海外から到着した者 3名
  • (おそらく検温等の)メディカルスクリーニングによって発見 1名

 

となっております。海外から到着した人の比率はたったの6%ですが、実はこれが数か月前まではまったく逆でした。99%が海外から移動してきた人達だったのです。

レストランへのアクセスを禁止するだけでは意味がないということが証明されたケース

以下は最新の更新から2週間くらい遡った発表ですが、ちょっと見てください。

「(今回)地元で感染した人達のほとんどが、オンベースのある住宅で行われたディナーパーティーに参加していたことがわかる」

オフベースのレストランで密を避けるために、気心の知れた仲間で誰かの家に集まって、おそらく換気にもちゃんと気を配っていたのでしょう。その結果がこれです。
「やっぱり皆で集まって飲んだり食べたり談笑するのは楽しいね」というのは当たり前です。特に現在のような状況では。だけど盛り上がってしまえば当然飛沫は増えます。飲食しているのですから、マスクははずしているわけですし・・・

f:id:usmilitarybase:20210105013108j:plain

こんな張り紙を見かけました。飲食店がこのようにどんなに気を付けても、開放されて換気がなされた店内とはいえ、マスクを外して大きな声で話し続けたら、お店の努力は台無しです。

ベースの外で飲みたい若者達が向かった場所

若い米兵達は、オンベースにある自分達の狭い部屋で飲むこともできます。それがオプションの一つでしかなかった頃は、それでも楽しく酔えたことでしょう。だけどオフベースのバーが立ち入り禁止となっている現在は、飲みたかったら自分の部屋くらいしかないわけです。そう思うと息が詰まります。監獄にいるのとまるで同じでしょう。ベースの外で飲みたい!そうやって屋外で飲んでいる若者を発見しました。
寒空の下、なんと横須賀市役所前公園のベンチで飲んでいました。

f:id:usmilitarybase:20210105011813j:plain

 左端の方に小さく映っているのが米兵達。実はこの公園、コロナ禍以前から飲んでいる人は結構います。>>思ったよりも居心地がよい市役所前公園 - Inside the gate

友人との間のソーシャルディスタンスはとれていないようですが、兵舎の自室に集まって飲むよりはよいのではないでしょうか。限られた選択肢の中で、うまくガス抜きしながら、互いを感染から守りつつ静かに談笑し、ともに乗り越えていく術を見つけていきましょう。ただ、風邪やインフルエンザに注意!医療現場は私達が思う以上に逼迫しているはずです。


関連記事:ベースにウイルスを持ち込まないようにできる限りのことをしよう - Inside the gate

外国人にウケるベタなJapan


こーんにちはーさーよなーらーこーれいくら!
Beautiful Fuji Yama ha!ha! ha!

という米米CLUBの楽曲の歌詞をふと思い出す・・・。

外国人にウケるベタなJapanというと横須賀基地で言えばHome Accentsで売られている、お世辞にも趣味が良いとは言えない日本のお土産やインテリアを思い浮かべます。
まだ日本の地を踏んだことがない外国人、来日したての外国人のアンテナにひっかかるのは、どちらかというとそういうもののようですね。
とりあえずしゃちほこ!とりあえず鳥居!とりあえず刀!みたいな。

例えばこの姫路城の絵を見てください。

その侍、必要?姫路城だけで十分だと思います。
そしてお次は宿場、奈良井宿。

和服の男性(しかも蛇の目傘というアイテムまで!)をモデルとして挿入し、これもまたこてこてのThat's Japan。演出が行き過ぎている感じがしてちょっと・・・・。

そしてやはりこれははずせない。とってつけたように着物を着たモデルを登場させる。

外国人のみなさーん、こんなにタイミングよく美しい景色の中に着物を着た美女が現れたりすることはそうありませんからねー!
私達日本人からしたら、オフを洋服で楽しむ祇園の芸妓さんのはんなりした仕草なんかに「和」を感じるのでしょうが、外国人はそんなの見てもわかりませんからね。そこはかとなく漂う品や色香を感じ取れたとしても、普通の女性にしか見えない。やはりわかりやすさが大切なのです。
以上のように観光地の画像を集めた外国人向けのページには「日本!」とわかりやすくするために加えられたモデルさん達が頻出します。
筆者はこのように風景だけでも十分魅力的だと思いますが、それは私が日本人だからでしょう。


ステレオタイプではない日本の姿もそのうち見えてくるようになるでしょうから、そしたらまたその一面も面白いと思ってもらえるかしら。



関連記事:実はどぶ板通りの「外」の方がアメリカンだったりします - Inside the gate

横須賀基地の不条理


今日あたりが仕事納めの方も多いのでしょうか。
コロナウイルス感染防止対策として、リモート勤務をされた方も大勢いたであろう2020年。その一年の締めくくりとして書きたいことがあります。

職場でとんでもない違法行為をはたらいたのに、冬季手当もしっかりもらって2020年を無事に終えようとしているフィリピン人従業員がいます。彼女達の話を聞いたのは昨年にさかのぼります。その当時はその話の信憑性を判断しかねたということと、自分が実際に見たわけでもない話を鵜呑みにはできないと思っていましたが、これは完全にクロですね。彼女達をのさばらせる横須賀基地はいったいどうなっているのでしょうか?
彼女達のような外国人が準公務員として地域手当、住宅手当、賞与といったものをちゃんと受け取っているのに(IHAあるいはMLC)、交通費以外全く手当のない、いわばNo work, no payのパート扱い(HPT)で働いている日本人が大勢います。
米軍基地の従業員の給与は税金で賄われていると思うと、あんな人達に税金が使われるのはもったいないし、ああいうのは母国にさっさと帰国させて、ちゃんと働く気があって道徳心のある日本人を正職員にしてあげてほしいと思います。

この問題が起きている施設で働いている人が「こんなに面白い題材はないから」ということで、本を書くことにしたそうです。タイトルはまだ仮ではありますが「濁流」。
その人からなぜ濁流というタイトルにしたのか伺った時、その施設で起こっていることが目に浮かぶようでした。
本来ならば清流である川上が、暗く濁って混とんとしている。そのためその川は常に濁っているが、川下にいる人間達の誠実さと仕事に対する真摯な姿勢がフィルターとなり、澄んだ水が河口へと流れだす。その先にある大海を見る者達は、フィルターの存在を知らないため、川上にあるのはさぞ美しい水源なのだろうとしか思わない。
水源が暗く濁りだした原因をつきとめていくと・・・・・。

一刻も早く読みたいものですが、「ここに勤務している限りは出版できませんので、今から3年後くらいに出します」とのことです。そのころまだ拙ブログを更新していたら、必ずご紹介させていただきます。

膿を出し切ったら健康体になれますように。