仕事をする分には何の問題もなかった私の英語。どうせ相手は私が日本人=ノンネイティブだってわかっているんだから~♪という開き直りもあって、気楽なものでした。それでもやはりお客様との雑談が苦痛だった時期がありました。
アメリカ人ってHow are you doing today? とかHow's your day going?って気軽に聞くじゃないですか。沈黙を避けるかのように。
そういう風に聞かれると、「ああ・・・本来ならばこういう声かけは従業員である自分からしたほうがいいのになぁ。またお客さんに言わせちゃったなぁ」と思い、明日こそは・・・明日こそは・・・と言い聞かせ続け、その明日はなかなかやってきませんでした。
その明日がなかなかこなかった理由は、声をかけてお客様が軽く答えたところで、それに対して気の利いた返しをする自信がなかったからです。これが母国語の雑談との大きな違いです。
でもこういう挨拶なんてたったひとことでしかないし、別に言ったからって死ぬわけじゃないし、と思うと言えるものなんですよね。そして一度話しかけてしまえばあとはもう話が勝手に転がっていくし、trial and errorを繰り返さないと、雑談ネタはストックされません。
雑談ネタはメディアや映画のインプットでも十分補えます。何もしないよりは絶対にましです。だけど私は経験こそが雑談ネタの最大の宝庫だと信じています。
それに気の利いた返しをしようなんて構えなくてもいい。だってあなたは芸人ではないのですから。リラックスして自分もお客様とのやり取りを楽しんだ方がいいんですよ。
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