ベースでもパワハラはあります（１）という記事で私がパワハラを受けていた頃の話をちらっとしました。そして私に対しパワハラをしていたassholeに向けて、退職日にプレゼントを手紙を残した、と書いたのを覚えてくださっている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。
帰宅してから怒りをWordに向けて、静かにしたためた夜
置き手紙はWordで作成しました。パワハラで精神的にかなり追い詰められていた頃、退職日にどんな仕返しをしようかと考えることで救われていました。それまでは我慢、我慢・・・・なぜなら私が声をあげたところで守られるのは自分ではなく、敵の方なのですから。パワハラのことを夫に話すと、なぜＨＲＯ（人事部）に行かないのか不思議がられました。
「それ確実にハラスメントだろ。普通に考えてかなりひどいことされてるよ。君、それわかってる？」
わかってますよ。だけどＨＲＯは一人が騒いだところで動いてくれないのですから、時間と労力は無駄にしたくありませんでした。そこでパソコンに向かってWordを立ち上げて、退職日に掲示板に貼り付けて去る、と仮定した手紙を書き始めました。
するとどうでしょう・・・気分がすっきりとするのです。パソコンに向かわなくてもノートでもいい。とにかく書くことでだいぶすっきりします。藁人形を使わない丑の刻参りみたいなものです。
あえてあて名は書かない
肝心な手紙の内容ですが、あえて宛名を書きませんでした。
だけど読んだほとんどの人がそいつ(asshole)に宛てられた手紙であることがすぐにわかる内容で、パワハラをしていた本人なんて確実に自分宛であることがわかります。心当たりがないとは言わせませんよ。
ベースという狭い世界の中でそういうことをしてもよいのか？といわれそうですが、いいんです。
新しい職場もオンベース（基地内）の場合、もしかすると私の上司から「あなたが採用した人間は、ここに在職中にこんなことをしましたよ」と新しい職場に連絡が行ってしまうかもしれない、ということは私も考えました。でもよく考えてみると、私の手紙の内容がばれて困るのはむしろ上司達なのです。
上司達は私が沈黙を守り続けたため、パワハラのことを知りませんでした。その詳細が外に漏れたら困るでしょうから、私の新しい勤務先には連絡できない・・・。そう踏んで手紙を貼り付けて去りました。
敵がアメリカ人だったので英語で書きましたが、このブログでは和訳を掲載します。
あなたが辞めたくても、あなたの代わりを見つけるのは難しいから辞めさせてもらえないって本当なのかしら。実は他に行くところがないんじゃない？っていうか辞めない方がいいと思う。今あなたが持っているパワーは他のところに行ったらもう持てないのだから・・・。
ここにいる限り、あなたは従業員をサンドバッグのように扱えるのよ。さぞかし気持ちがすっきりするでしょうねえ・・・。サンドバッグより
これを従業員のみが見る掲示板に貼って去りました。大好きな仲間達にも読んで欲しかったのですが、彼らが読む前にassholeがその手紙を掲示板からはがしてしまうことは想像できたので、そういった場合のことを考えて同僚達と共有していた引き出しにコピーを忍ばせておきました。
退職した翌日、色んな人から電話がかかってきて大変だったけど楽しかったなぁ～♪ ちなみにこいつはサンドバッグをいくつか持っていました。元同僚いわく「やつにとって、八つ当たりしたり、きつくあたりやすい奴と、そうじゃない奴がいると思うんだ。まりあさんはパワハラされても我慢して黙っていそうだからやられちゃったんじゃない？」
ざまあみろ。
