日本でしか威張れない外国人っていますよね。私達日本人が甘やかした結果だからしようがないんだけど、昔ならそういう外国人達が出ていたのがビートたけしさんが司会をしていた「ここがヘンだよ日本人」という番組です。アラフォー世代の皆さんは覚えていらっしゃるでしょう。そんなにヘンだと思うなら自分の国に帰ればいいのにね。
それでも帰れないのは、日本でしか食べていくことができないからでしょう。
同じ日本でも東京は外国人の数が多いのでそれほど珍しがられないけれど、田舎だと外国人というだけでちやほやしてもらえます。
私の田舎は、県都でさえスタバの店舗が2つしかないほどのど田舎。スタバの店舗の数を基準に田舎を語るのもどうかと思いますが、まあそんな感じの場所です。
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そのスタバで私が待ち合わせをしていた時のこと。 隣のテーブルには二人の若い女の子が座っていました。
一人は白人。もう一人は日本人。二人の英語の会話(会話というか白人の方が一方的に喋り倒していた)を聞いていると、白人の方はアクセントからするとおそらくスラブ系と思われます。
白人の女の子の方が日本人を洗脳するかの勢いで喋り続けます。
「日本の教育はここが間違えている。だから日本人は英語学習に多くの時間を割いても喋れる人が少ない」
「日本人の考え方はここが変だ」
うんうん、とうなずきながら、まっすぐに白人の女のこの方を見つめながら話を聞く日本人の女の子。洗脳ってこういうことを言うのかなぁと思いながら、私は視界の隅で二人の様子を盗み見していました。
ああ、やばい。これでまた「だから日本/日本人はだめなのよ」「欧米ではね」っていうself-hating Japaneseがまた増えてしまう。これでいいのでしょうか?
多分この日本人の女の子はあまり英語が喋れないのしょう。だからこそ白人の女の子は英語が喋れるというだけで自分が急に賢い人間になったような勘違いをしてしまう。(といっても彼女の英語はそれほどうまくはなかったのですが)
そこで私はバッグの中に入っていた洋書を取り出して、テーブルの上にその角をゴンッ!とぶつけて音を立てて、彼女達の視線をこちらに向けさせました。
するとどうでしょう。さっきまでは威勢よく日本や日本人にダメだしをし続けていたスラブ系の女の子が黙ってしまいました。
「やばい・・・この人も英語が喋れるんだ。ってことは全部今までの話を聞かれていたってことか」
彼女の話し方を聞いていて「この女の子はきっと弱いものに対してだけ強く出るタイプなのだろう」と思ったので、このようにはったりをきかせてみたら、大当たりでした。
この後その白人の女の子は声を落としてひそひそと話し続けなければなりませんでした。私はその隣で洋書を読みながら友人を待つというサディスティックな行為を楽しませてもらいました。
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