Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

雨天の時こそ行きたい喫茶店


「アメリカ人も訪れる、昭和のまま時が止まったような喫茶店」という記事で紹介したお店のドアです。古いドアで決して重厚な感じではないのですが、明けにくい・・・・。
今まで5回くらい通っているのですが、いまだに開ける瞬間はどきどきしますよ。ただならないオーラが扉から感じられるのと、あとは知人がいたらちょっと気まずいなっていうのが理由です(お互い一人になりたくて来ているから)。

 

f:id:usmilitarybase:20150228054617j:plain

さて、この喫茶店に雨模様だった先日行ってまいりました。
思い切ってドアをあけると、いつも迎えてくれる男性店員さんとオーナーさんがいらっしゃいました。 彼らの方を向いたまま、背後で静かにドアを閉めた途端、雨の音が聞こえなくなって、時の止まったような空間を静寂が覆いました。 この静寂を感じることができただけでも、雨の日に行ってよかった!と思いました。これでショパンのノクターン集がかかっていたりしたらもう・・・・。

この日は運よく団体客なし♪
「メニューはご覧になりますか?」と聞かれたので見せてもらい、ウィンナーコーヒーを頼みました。

f:id:usmilitarybase:20171227210122j:plain

猫舌の私はそっとコーヒーカップに触れて確かめてみて、「あ、まだ飲めないや」と思ったのですが、なぜかこの日はどこからともなく飲め!という声が聞こえたような気がして(決して危ない幻聴ではありません)、飲んでみたのです。

すぐに飲んで大正解でした。なぜならコーヒーの上に乗っているホイップが上唇に当たった瞬間の、ふわっとした触感が最高だったのです。あともう数分遅かったらこの「ふわっ」を唇で感じることはできませんでした。

今まで色んなところでウィンナーコーヒーをいただきましたが、そのどれよりも美味しかった。触感のなめらかさとそしてホイップの甘さの加減がストライクゾーンのど真ん中!お代わりしそうになっちゃった。
「砂糖は入れますか?」と聞かれたので入れてもらいました。私にとっては程よい甘さでしたが、どうしても加減が気になる人は砂糖抜きにしてもらった方がよいです。

 

Chopin Nocturnes

Chopin Nocturnes

 

関連記事:「アメリカ人も訪れる、昭和のまま時が止まったような喫茶店」