Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

チップをもらう立場になってみて気づいたこと(3)

 
ベース(在日米軍基地)勤務時代、レストランのキャッシャーに入らなければいけないことが時々ありました。そういう場合はお客様が支払い時、クレジットカードにウェイトスタッフへのチップを追加した場合、キャッシャーが管理をして後でまとめてウェイトスタッフ達に渡していました。

店側控えにお客様のサインをもらう際、署名欄の上にある電話番号欄にも記入したほうがいいの?と聞かれることが時々ありました。
そんな時、男性客の場合は、その方の服装や年齢などから「あ、これは冗談を言っても大丈夫そうなタイプだな」と判断したお客様にはこう言っていました。

"Yes, please. Don't worry. I'm not gonna call you."
「はい、(ご記入)願います。ご心配なく。電話したりしませんから」

そしたらそのお客様とお連れ様全員がにやっとしてこういいました。

"You know, that's what girls say. But they actually call."
「ああ、女性はそういうよね。でも実際はかけてくるものなんだよ」

私: You're right, sir. You just gave your number to a needy chick..... Now you have to block my number ;) "
「そのとおりでございます。あなたはたった今、愛に飢えた女に電話番号を渡してしまいました・・・。私の番号をブロックしなくてはいけませんね(ウィンク)」


お客様全員爆笑。店控えのコピーに記入されたウェイトスタッフへのチップも奮発されていた上、「これは君の分」と言って皆さんがキャッシュで置いていってくれました。こういうことはよくありました。だから日頃から色々な映画を見てネタを確保しておくのは大切です。
チップくれくれ、っていうもの欲しそうなのはいただけませんが、お客様に少しでも楽しんでもらおうとしていれば、あちらもついチップをあげたくなるというものです。
金と男は追いかけるな。

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