水兵さん達には「港ごとに女がいる」と言われます。だけど女性を漁る気にすらならない港もあります。それがシンガポール。マーライオンにがっくりし、女にがっくりし・・・という場所。
米兵達の間で「不細工天国」と呼ばれているのですが、実際にシンガポールに行ってみて感じたのは、確かに男女共に美形は少ないということ。だけど不細工天国というのとは少し違うかなと思いました。
シンガポールに暮らす人々の人種は大きく分けると中華系、インド系、マレー系の三種類ですが、その中でも一番大きな割合を占めているのが中華系。
私もシンガポールに行く前はエスニックな国というイメージがありましたが、実際に行ってみると中華系の多さ、そして英語が思ったよりも通じないことに驚きました。シングリッシュ(Singlish)の根強さも関係しているのかもしれません(ですから文章で話すのではなく、こちらからは単語単位で話すと伝わりやすい)。
そして中華系の女の子達は、不細工なのではないのです。地味なだけなのです。素朴ともちょっと違う。日本人の女の子達だってヘアメイクやファッションといった見た目に構わなかったら、彼女達となんら変わりはありません。
「地味な平たい顔がアメリカ人から見たらエキゾチックでいいんじゃないの?なんで不細工天国?」
と思われた方もいらっしゃるでしょう。
だけどアジアンビューティー(東南アジア系の濃いアジアンではなく、東アジアのモンゴロイド顔)が「うわぁ、美人!」と世界中の誰もが認めるタイプになるような、人種ピラミッドの頂点に来る日は、あと3世紀くらいしないとやってこないと思います。これに関してはまた後日別の記事で書きたいと思います。
顔の可愛さ、胸の大きさを中心とした容姿でウェイトレスを選ぶことでよく知られている、アメリカ発のHootersに行ってみましたが、やはり中華系ばかり。インド系やマレー系は宗教上の理由であのような露出度の高いユニフォームは着用できませんから、当然のことなのですが、彼女達はメイクもヘアも気合が入っていました。
だけどみんな華奢なの!あのタンクトップとオレンジのショートパンツのユニフォームならもうちょっとボリュームのある体の方が似合うんだけどなぁ。
マーライオンのがっかり度いい、「最も訪れられている観光スポット」であるナイトサファリは暗すぎて見えないし、見えたとしても動物は寝ているし、セントーサ島に行っても海はお世辞にも美しいとはいえない。
そんな国でも観光客が多いのは、ちゃんと魅力があるからで、5日間の滞在のうちにそれを見つけられなかったのは残念です。
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