Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

あいのりがあほらしくなる本物のドラマ。奇跡は起きるのか。

普段の私なら「金ももらえないのに翻訳なんかすっか!」と言うところですが、このお二人の場合は別です。この男性にはもう時間がない!!!!大慌てでアップしています。英語がわかる方は、埋め込んだページをご覧になってください。

 

“Gohe is from Ethiopia and I’m from Bosnia. We were together for four years. We met as international students in...

Posted by Humans of New York on 2015年4月5日

 

Goheはエチオピア出身で僕はボスニア出身。つきあって四年になる。ミズーリで留学生として出会って、卒業してもアメリカで一緒にいられるように、二人共仕事が見つかるといいと思っていた。
彼女は仕事が見つかったけど、僕は駄目だった。150件か200件は応募した。そして35件の面接にこぎつけた。そのうち4,5社は三次面接まで行ったんだけどそのどれも僕のビザのステイタスのせいで駄目になってしまった。
彼女にボスニアに一緒に来てくれないか、とは言えない。だってボスニアに来ても彼女には仕事もチャンスもないだろうから。僕が帰国しなくてはならないことが確実になってしまい、彼女は(彼の帰国時の諸々を楽にするために)アパートを出て行ったんだ。昨日彼女の新しいアパートに行って、フレームを塗ったりするのを手伝った。
二人ともそれが楽しい計画になると思っていたけど、実際僕らはお互いを見ることも、話すこともできなかった。
僕はあと二日でボスニアに帰ってしまう。できることなら彼女に愛しているといいたい。


もうお互いを見るのも、話すのも辛いのですから、愛してるなんていえないでしょう。別れが辛くなるだけです。
彼にはあと40時間くらい残されています。彼のメールアドレスもHumans of New York側がコメント欄で公開しています。
「頑張って!」「うまくいくよう祈ってるわ!」とかそういうコメントじゃなくて、現実問題として具体的な解決策をご存知の、冷えた頭と温かい心の持ち主の方がいらっしゃいましたら、是非コメント欄や彼への直接メールを通じて連絡してあげてください。
コメント欄を見るとやはり滞在延長の方法を具体的に書いてくれている人や、一旦ボスニアに帰って、雇用を申し出てくれた企業にビザのスポンサーになってもらって再入国する方法を書いてくれている人もいますね。

どうか二人に奇跡が起きますように。Good luck for this inseparable couple!

http://www.flickr.com/photos/57956171@N00/369777505

photo by ferran pestaña