Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

Fxxk you. と罵る相手と状況は、一時の感情に流されず慎重に選びましょう

 

F**k youと書かれたTシャツを着たり、冗談でそれを叫んでみたりするのは日本国内だけにしておきましょう。やっぱりこれをいっちゃまずいんですよ。

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photo by stockicide

私がベース勤務時代、お客を激怒させたことがありました。

「もういいわ。紙にあなたの名前を書きなさいよ」

私は別に言われたとおりに紙に名前を書いて渡しました。
ああ、これでformal complaint(顧客名、所属部隊、電話番号等を施設側に対して公開した上での正式な苦情)がくるんだろうなぁと思いましたが、私はできる限りのことはやったので、それでも苦情がくるならまあしようがないか、と腹をくくりました。

そしてその女性客は、窓口から立ち去る際にF**k you.と捨て台詞をはいていきました。後ろに並んでいた黒人男性客が私を哀れに思ったらしく、取引を終えた後に「まあいろんな客がいるけど、あまり気にしないように」と言ってくれました。ほんと、あの瞬間は感謝の言葉を述べるのが精一杯で、相当凹みました。

だけど結局苦情は来ませんでした。おそらく申し立てることができなかったのでしょう。
申し立てたところで、私にF**k you.という暴言を吐いてしまった以上、自分に不利になってしまう可能性が大きいからです。

http://www.flickr.com/photos/19746950@N00/8458932815

photo by chase_elliott

最初から勝ち目がないのですから、争ってくる気がうせたのか、あるいは時間が経ったら頭が冷えてどうでもよくなったのか・・・・。とにかくそのくらいF**k you.とは言ってはいけないことなのです。

もしもあの場に私とその客以外に誰もいなかったら、彼女は苦情を申し立てていたことでしょう。私が「F**k youって言われました」と上司に言ったところで、相手の女性客が「言ってませんよ」と言えばそこでおしまいなのですから。
だけどprofanity(口汚い罵り)を使ったところを、他の客達にも見られてしまった。そこでおそらくその女性客は自分の分が悪いとあきらめてしまったのです。

F**k youってそのくらいやばいんですよ。ですから皆さんがF....に限らずこういうprofanityと呼ばれる表現を使う時は、本当にその罵倒・侮蔑に値する人・行為に対してのみ、に厳選しましょう。乱発しないように。


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