仕事で英語を使っているけれど、何の問題もないし、ネイティブスピーカーの同僚達と出かけても彼らの会話に入れずにぽつんと取り残されるのではなく、一緒に楽しめる。
これが筆者の考える「中級者以上」のレベルです。
こういう人達は英語でもはや苦労することはないけれど、階段の踊り場にいるような気分になることがあると思います。英語に限らず、どんなことでも学習している限りは停滞時期はあります。
そこから再び駆け上がっていくために必要なのは、英語教材ではなく「これって英語でなんていうんだっけ?」と思った時に、すぐに質問できるネイティブスピーカーの存在です。
しかもネイティブスピーカーならば誰でもいいわけではありません。日本人にDQNがいるように、ネイティブスピーカーにもボキャブラリーのダサさが致命的で教養のない人達は存在します。
普段から話していて「この人に聞きたい」と思える人が身近にいるあなたはラッキーです。
私もよく夫やアメリカ人の友人達に質問します。
例えば自分が五語使って表現していることを、一語に置き換えられないか?
そう思った時に質問しています。たいていの場合は一語で済んじゃうんですよね。そしてその的確な一語を覚えて、後日他のネイティブスピーカーに実際に使ってみる。
するとそれを聞いたネイティブスピーカーは「この人はこういう表現を知っているのか。じゃあこのくらい話しても大丈夫かな」という判断材料にしてくれます。
ボキャブラリーを増やしたい人間にとって一番困るのは、ネイティブスピーカーに手加減されることです。手加減なしで話されると、当然わからない単語やイディオムは増えてしまいますが、脳内のハードディスクに書き込んでおいて、それらを後からチェックするようにすれば、あなたのボキャブラリーは増えます。
関連記事