どぶ板通りを中心とする横須賀基地周辺をパトロールすることが仕事であるはずのショアパトロール達(SP)。
外出規制は解除されましたが、飲酒禁止令は継続中→6月17日緩和され、基地内での飲酒は許可されるようになりました(沖縄はそのまま継続)。というわけでSP達の気持ちも緩んでいるようです。「パトロールしろっつっても誰も飲み歩かないんだからさぁ・・・」と言いたくなる気持ちもわかりますが、飲酒禁止令が出た翌日の夜にSP達がさぼっていたそうです。どこかに隠れて時間を潰していたのでしょうね。
ところが米軍のトップの一人(詳しい地位などは不明)がたまたまその夜どぶ板を見回った際に、SPが三名しかいなかったため(えらいなこの三名・・・)「他のSP達はいったい何をやっているんだ!」と大激怒。そりゃあそうですよね。「こんな大切な時に!」と思うのも無理はないのです。そこでセキュリティの兵士達が隠れていたSP達を探し出し、パトロールに連れ戻したそうです。
curfew(門限)を過ぎた後、セキュリティ達とSP達は何をやっているの?
気になっていたので、本人達に聞いてみました(だいぶ突撃インタビューにも慣れてきました)。
セキュリティ(MA)の人達
どぶ板をふらついたことがある人は見たことがあると思いますが、この人達はUS GOVERNMENTのナンバープレートのバン(そして前面部にPOLICEと書いてある)に乗りこんで、どぶ板周辺を巡回しています。軍の警察官といったところでしょうか。SP達よりも多くの権限が与えられています。
一応門限を過ぎた後も兵士がふらついていないか見て回るそうです。「あれは兵士?それともコントラクター?民間人?」とあやしいなと思ったら即"May I see your ID?"だそうです。
またベースに戻ったらベース全体の各建物を回り不審者はいないか、などのチェックをしているそうです。
★門限はE6とそれ以下の兵士に適用されます。E7以上は門限なし。コントラクター、民間人も門限なし。
SP達
この人達はMAと違い、歩いてパトロールしています。門限である深夜一時ちょい過ぎになると、musettoというカフェのある角あたりにSP達が集結しているのを何度か見たことがあります。あそこだとありとあらゆる方向からゲートに駆け込もうとする兵士達を取り押さえられるからなのでしょうか?とにかくなぜあのスポットにSPが集まるのかは謎です。
1時15分くらいになると、ベースに戻ってきて一旦解散し、それぞれ所属の船に戻って仮眠をとり、5時半だか6時だとか早い時間から始動するそうです。MA同様変則シフトでの仕事です。
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