英語が使える仕事をしたいから横須賀基地の空席に応募して、そして採用されましたという人は多いでしょう。その気持ちはわかります。英語よりもタガログ語のほうがたくさん聞こえてくる日も少なくはありませんが、やはりお客様のほとんどがアメリカ人ですから、英語が話せるということは接客スキルにおいて最低条件であるといえるでしょう。だけどそういう目的で横須賀基地に勤務している人、しかも接客業に就いている人って鬱陶しいなぁと感じることがあります。
英語を話したくて仕方がない従業員
横須賀基地内のあるレストランに夫と一緒に行った時のことです。
夫がオーダーする際にウェイターに質問をしたら、その回答が長いのなんのって!!!!!!も~~本当に無駄に長いの。で、なかなか夫が聞いたことに対する答えが返ってこないんですよ。とにかく「英語が喋りたい。僕の英語を聞かせたい♪」っていう感じ。夫婦揃って短気なので、そろそろ夫がeye rollingする頃じゃないかとひやひやしました。
しかもベース内のレストランですから、アメリカ式=担当制でしょう?日本みたいに通りかかったウェイトスタッフがやってくれるわけではなく、彼が私達のテーブルを最初から最後まで担当するウェイトスタッフなわけですよ。面倒くさいことになったなぁと思いましたし、いったい彼は長々と話してどこに着地するつもりなのだろうとつっこみたくなりました。
英語が話せる=コミュニケーション能力が高いというわけではない
大手英会話スクールの広告にはよくこんなコピーが書かれていますよね。
英語を話せるようになれば国際人になれる
英語を話せるようになってコミュニケーション能力アップ!
もうあれは本当にいい迷惑だな、とこのウェイトスタッフと接していて思いました。ああいう風にあおって真に受けるバカがいたらどうするんですか。
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英語が話せることとコミュニケーション能力の高さが関係あるとしたら、それはもともと母国語でもコミュニケーション能力の高い人が英語を話せるようになった場合だけですよ。外国語をツールとして使いこなせる人だけ。逆に
- 母国語でも話が長いやつ
- 母国語でも話がつまらないやつ
- 母国語でも上から目線のやつ
- 母国語でも自分の話ばかりするやつ
こういうやつらは英語が話せるようになっても結局同じなんですよ。大切なのは、何語を話すかということよりも何をどう話すかだと思います。
勤務時間を自分磨きと勘違いしてオンステージ状態になっていませんか?
ベース勤務時代、お金をもらいながら勉強になるってありがたいなと思ったことは私自身もありましたから、気持ちは少しわかります。だけどオンステージ状態の従業員を見ると、うざいなぁと思います。お客のために自分が存在するのではなく、自分のために客が存在していると勘違いしているような従業員っているんですよ。これは話す言語に関係なく、「人と接することが好き」という従業員にいえること。自分が主役なのです。
だけどどうか忘れないで。主役は客。客はあなたのファンでも、観客でもないのです。
◆鬱陶しいな、重いな、と感じる接客の例 「売り物は笑顔、お持ち帰りは元気」
日本の接客レベルは高いけれど、こういうのは嫌だ(1) - Inside the gate
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