どぶ板通りのバーを覗いて見て感じるのは、バーによって集まる人種が違うということです。こういう風に書くと「やっぱり黒人は差別されているの?」とフライングする方がいるといけないので書いておくと、アパルトヘイトじゃありませんよ。
店内でどんな音楽がかかるか、など、心地よいと感じる空間が違うのは当然だと思いますよ。それを無理して「みんなで仲良く同じ場所で」とか団結しなくてもいいじゃないですか。
以下、( )内はバーでかかっている音楽の種類です。
◆白人が集まるバー
- George's**(カントリー)
- Dublin Dock's Tavern(不明)
- Buffalo(ロック),
- Rock City**(ロック)
**がついているバーは、白人の中でもUSS Blue Ridgeに乗っている白人のセイラー達が集まると言われています。
BuffaloとRock Cityから出てくる白人の男の子達を見ると、垢抜けている子はまずいません。なんかこう、皆田舎者っぽくてそれがまたどぶ板をアメリカンにしているんですよ。
◆黒人が集まるバー
- ISIS(YouTubeが開いた状態でPCが置いてあり、客が好きな曲を勝手に流せる)
- Club US(Hiphop, R&B) ★週末の夜+軍休の前日のみオープン
- Istanbul(不明)
- Barcode(不明)
(上の画像はCLUB USの様子)
若い黒人の男女を中心に、どぶ板ではhookah barが人気です。「うちもhookah始めました」という看板をよく見かけるようになりました。だけどここらへんのhookahの質はお約束できませんよ。
これらのバーに共通していることの一つとして、フィリピン人女性がいない!ということ。やはり彼女達の婚活の場としては効率が悪いのでしょうね。また、結婚しているフィリピン人女性達は、女性同士で集まってガス抜きをしますから、こういうところにはこないでしょう。
じゃあヒスパニック系、アジア系はどこに行くの?と言われると・・・わからん。GREENHILLやAクラ1FののSharky'sにでも行ってるのかな。Sharky'sをはじめとするAクラについてはまた他の記事で書きますね。
グアム人が集まる店
Istanbul, George's, Dublin's Dock's Tavern, CLUB US, Buffalo, Rock Cityと同じ通りにCocoi's Portというバーがあります。ここはどぶ板の他のバーと少し雰囲気が違って、グアム人の客が多かったです。
グアム人といっても松明と腰みのが似合いそうなチャモロ系ではなく、フィリピン系グアム人。だから当然カラオケも常にタガログ語の歌がかかっているような状態です。
そしてバーテンダーもフィリピン人女性でしたが、Buy me a drink barとして有名なVictoria'sの、女という武器をふりかざしているタイプのフィリピン人女性バーテンダー達とは違い、服装は日系企業の地味なOL風でした。ただこの情報は、私が行った当時(2年前くらい)のものなので、もしかすると今は露出度の高い戦闘服を着たバーテンダーが待ち構えているかもしれません。
◆フィリピン系グアム人に関する記事 >>フィリピン人男性は概して小粒だ - Inside the gate
人種を問わない、客の年齢層が高めのバー
RISING SUNというバーは多くのコントラクター(季節労働者)達が宿泊するホテルニューヨコスカの向かいにあるせいか、ここで飲んでいるお客を見ると中年男性がほとんどで、人種を問いません。隣はケバブ屋「アリババ」です。
「あの店のバーテンダーは全員制覇した」という米兵の話
私はどぶ板でバーテンダーをやる女性達というのは、皆「英語が使える仕事」を求めているだけで、別に特定の人種しか受けつけない性的思考の持ち主というわけではないのだろうと思っていましたが、やはり少しは関係しているようです。
若い米兵Josh(仮名)がある日ぽつりと言ったのです。「○○っていう店のバーテンダーとは全員寝たよ」と。
だけどJoshの歴代の彼女は、彼と同じ人種の美女達です。平たい顔族も守備範囲なの?と聞いたらこう言い放ちました。
"Sometimes any pus*y is better than no pus*y."「穴があればそれでいい」
男ってやつはよぉ・・・・・。だけどこういう場合、バーテンダー同士自分達が竿姉妹だって知っているのかなぁ。
さあ、ここまで読んでお気づきになったと思いますが、若い米兵達は、飲むといったら「飲むだけ」なのです。バーに行くんですよ。居酒屋のようにちびちびつまみながら飲める場所を必要としていないのです。飲む時はただひたすら飲む。
だけど飲んでいると食欲が増すのは彼らも同じ。腹減った・・・と駆け込むのが、ヨコリシャスやAクラ、そしてフリートレックなのです。そこで夜食を買って、船やバラック(兵舎)に戻る。酔っ払うためだけに飲みたいから、飲酒と食事がきっちり分かれているんですよ。
どぶ板を出てすぐのところにあるNawlinsは、食事もお酒も楽しみたいアメリカ人が集まる場所でもあります。
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