Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

「伝えたい、わかってほしい、誤解されたくない」という語学学習のモチベーション(2)


私は日本語だとかなり口が達者な方です。ジャブみたいなもの、そして2,3分経たないと「あれ?もしかしてさっきのは嫌味だったの?」とわからないような、あとからじわりとくる攻撃などバラエティは豊富です。

だけど英語となるとそうはいきません。
留学時代にした悔しい経験について書きたいと思います。

「英語わかってるの?」と店員に念を押されてキレてしまった

自宅からバスで10分くらいのところにあったショッピング・モールに行った時のことです。洋服を購入し会計の際に「ここからどれでも好きなアクセサリーを一つ選んでください」といわれたのです。

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photo by Charlie Brewer

そのラックに置かれていたアクセサリーは、ある一定の金額以上の購入につき無料で一つもらえるというものでした。そういう「おまけ」に選ばれるアクセサリーというのはその程度のものと決まっていますから、金属アレルギーもちの私は"Thank you, but no thank you."と遠慮しました。
するとそれを聞いた店員が「ただなのにいらないっていうの?」と再び聞いて来ました。そこで私は「ええ、結構です。これだけいただきます」と言って洋服を指差したのです。
すると二人の店員は顔を見合わせて、まるで「この日本人は頭がおかしいのではないか」というような様子でした。そして彼女達の一人が私にこう聞いてきて、そして鼻で笑いました。

"Do you understand English?"

このひとことでキレてしまった私は金属アレルギーのことはあえていわず、こう答えました。

"I'm sorry, but none of these is my taste or style."

「すみませんが、これらのどれひとつ自分の趣味やスタイルに合いません」

そういった瞬間、女性店員達が固まりました。特に「英語わかってる?」とバカにした方。すごく気分がすっきりしたことを今でも昨日のことのように覚えています。

黙っていればいい気になりやがって!!!!!!!

相手がぐうの音も出ないような反撃ってやっぱり気持ちいいなぁと思いましたが、母国語だったらここまで気持ちよくなかったでしょう。だって簡単なことですからね。
外国語だとそのハードルが高くなりますし、伝えたいことを自分の望むトーンや方法で伝えることが当然母国語より難しくなる分、歯がゆさからくるストレスもたまりますから、やり遂げた後すっきりするわけです。

「誤解しないでね」「そういう風に言ったつもりはないの」とフォローする場合の表現

言うべきことはちゃんと言った方がいいけど、これがショッピング・モールの店員などではなく、身近な人だと難しい時がありますよね。言い方によっては誤解を招いたり「そういうことを言うつもりはなかったのに・・・」と後悔することもあります。
そうならないようにフォローするにはどんな表現があるでしょうか。

発言前・後のフォロー

  • "Don't get me wrong." 「勘違いしないでね」「悪く取らないでね」


これは発言の前でも後でもフォローとして使えます。発言前ならば予防線を張るのにちょうどよい一言です。

発言後のフォロー

  • "It came out wrong."

直訳すると「誤った表現になってしまった」ですから、「そういう風にいうつもりはなかった」というような意味です。

  • "I'm sorry, but I didn't mean the way I sounded."「ごめんなさい、(言葉はきつかった/悪かったけど)そういうことを意味したつもりはないの」

相手に誤解されてしまったら

  • "I'm sorry if I sounded that way."

「そういう風に聞こえていたのであればすみません」

I'm sorry, but I didn't...と重複しますが、これは例えば「じゃあ何?私/僕が○○だっていうの?」なんて言われてしまった時に使えます。



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