Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

万国共通 Drama queenが知らず知らずのうちに選んでしまう男のタイプ

万国共通 幸せが遠ざかる女シリーズ その2です。

 シリーズその1はを万国共通 男がいないと駄目な女 - Inside the gateご覧ください。

男運がない、という人がいますが、その人は本当に運がないだけなのでしょうか?
実は男に振り回されたり、悩んだり喧嘩していないと落ち着かないタイプという可能性もありますよ。そのようなタイプの女性達=Drama queenが必要としている養分は、程よいストレスとトラブル・・・。

Drama queenが選びがちな男性のタイプ

 

例えば上の引用でいうとこの部分。

"sometimes the shit life throws at me, get s a little bit heavy."
「人生が私に投げかけてくるものが、時々ちょっと重くなりすぎる」

このshitを自分で引き寄せたり、あえて自ら飛び込んでいく女性っています。そしてじたばたして喜んでいる人。そういうアメリカ人女性達を数人見てきましたが、彼女達に共通しているのは、社会性が著しく欠如している男性を選んでしまうということです。
社会性が欠如している成人男性・・・アーティストならば話は別です。変人じゃないと創れない面白いものってありますからね。まともな感覚の人、普通にいい人には絶対に生み出せないものはあります。
だけど私の周りにいたDrama queen達が選んでいたのは軍人です。厳しい規律の中で生活をしているにも関わらず、社会性がない。人間的に薄っぺらい。なのになぜ彼女達は惹かれてしまうのでしょうか?

自分が補ってあげられる、変えられると思っていたけど無理だった

社会性が欠如している、という欠点はどうにでもなる。自分が補ってあげられるし、私とつきあううちにそういうものが育つかもしれない。そして変わってくれるかもしれない。そう思ってつきあいはじめます。二人きりの時に与えられる褒め言葉や甘い言葉という餌を与えられて、首輪をつけられているようなものです。もう逃げられないというか、離れられない。飼い主は何をしているかというと、他所で遊んでいたりします。

Drama queenエマの場合、つきあっていた男性はアラサーにもなってまだ腰パンしていました。

You think it's easy to walk up the street when your pants are down around your knees?

このたった一つのことが、もうその男性について既に多くのことを語っているのですが、エマはそういうことがわからない人でした。エマ自身もアラサーでしたが、ボーイフレンドに限らず「腰パンってセクシー!」と言っていました。男がアラサーになっても下着が丸見え=見せるものが下着くらいしかない=内面的にどうよ・・・?セクシー=とりあえずパンツ見せとけという男の思考回路に何の疑問ももたない人、それがエマだったのです。

アメリカにも存在するDQN

エマの彼氏は、飲みに行くと必ず他の軍人に喧嘩を売る人でした。しかも自分自身で売るのではなく、子分みたいな存在の男に「やれ」と言ってけしかけるのです。
それから驚いたのが横須賀中央駅の名前を知らないんですよ。3年も横須賀に住んでいるのに。「ねえ、ベースから近いあの駅なんていうんだっけ?」という感じ。なぜだと思いますか?子分の一人が専属運転手になってどこにでも連れて行ってくれるから、電車に乗る必要がなかったのです。
メッキの輝きのような安っぽいカリスマ性に騙された、頭の悪い子分をぞろぞろ引き連れて歩く男。なんかこういうダサいメンタリティって日本にもないっけ・・・と思ったらヤンキーやDQNがそれにあたることに気がつきました。
ドリンクですか?もちろんバーで買いませんよ。あたりまえのように持ち込み。ウォッカを入れたクランベリージュースのボトルを持ち込んでこっそり飲むとか、ベース内のレストランで飲食した際に、かなり高額な代金になってもNo tipなんてあたりまえ。そんなしみったれたことばかりしている男でした。
だけどエマはこの男性と家庭を築くことを夢見ていました。なぜならエマに対しては金払いがよかったからです。

「他の人に対してどんなにケチだろうが常識知らずだろうが、私の前でいい人ならそれでいいの」

そういう男性がよい父親になれるかどうか、ちょっと考えればわかりそうなものなのですが、Drama queenはわからないのです。わかっていたらDrama queenにはならないのですから。

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